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かつしゅんスタジアム
2024年シーズンも終わりました、今シーズンを「かつしゅんスタジアム」と題して振り返ります。
今年はスタートで躓いてしまい昨年以上に苦しいシーズンになりました。
ただ、ダート界での活躍など印象に残るシーンもありました!
まず、最初のコーナーに参りましょう!
Watch the かつしゅん
今年はG1・6勝と7年連続でG1勝利を決めたかつしゅん。
G1・6勝全てを「Watch!」
皐月賞
4月10日、ジャスティンミラノの調教にも跨っていた藤岡康太さんが逝去、その4日後に開催されたスピードが試される一戦の皐月賞。
万全の状態で4コーナーに入りジャンタルマンタルを視界にとらえた瞬間、ジャンタルマンタルとの勝負を制して一気に抜き去ると吸い込まれるようにして先頭でゴール!
康太とトモニ戦った皐月賞、7年連続のG1タイトルを獲得し最も速いことを証明しました!
羽田盃
今年度より新設されたダート三冠、初戦はスピードが試される羽田盃。
前哨戦こそ振るわない成績だったもの、アマンテビアンコとのコンビで見事に勝利!
芝のクラシックだけでなくダートクラシックでも、最も速いスピードで駆け上がり4月はクラシック路線でG1・2勝を記録する活躍を見せました!
天皇賞(春)
2年前に制した春の盾、今年は同一G1・歴代1位タイ記録となる3度目の制覇へ。
テーオーロイヤルとのコンビで挑み直線に入っても衰えることなく後続を突き放すと淀の3200mを先頭で完走!
春の盾を2年ぶりに取り戻して盾の勇者に、同一G1・3度目の制覇は優駿牝馬(オークス)と並ぶ歴代1位タイ記録になりました!
帝王賞
中東遠征で2走連続2着のまま帰国して帰国初戦は連覇がかかる帝王賞。
今年はキングズソードと挑み、昨年のチャンピオンズカップ2着馬・ウィルソンテソーロの追撃を封じて連覇達成!
秋の米国遠征に向けて大きな1勝、国内ダート界にはもはや敵なしとなりました!
JBCクラシック
米国行きの壮行レースとなる日本テレビ盃でまさかの敗戦を喫してしまい米国遠征を諦めて国内ダート三冠を目指すことに。
ウィルソンテソーロとのコンビでJBCクラシック初制覇を目指すが精鋭揃うJRAや地方の有力馬をシャットアウトして勝利!
佐賀が産んだ名将・辻発彦さんの聖地でG1タイトルをゲット、次の目標であるチャンピオンズカップに挑みます!
チャンピオンズカップ
JBCクラシックで圧倒的な勝利を収めたかつしゅんは国内ダート二冠目のチャンピオンズカップへ。
前走コンビを組んだウィルソンテソーロでなく、先約のあったレモンポップとのコンビで挑むことになるが、桶狭間でレモンスカッシュが弾けウィルソンテソーロとの凌ぎあいを制して勝利!
先約のあったレモンポップのラストランを勝利で飾り、あとは東京大賞典で勝利なるか?
先日行われた東京大賞典ではフォーエバーヤングに競り負けて2着。。。
惜しくも三冠は逃してしまいました。。。
このあとは、かつしゅんに今シーズンを振り返ってもらいます。
今年を振り返る
ダートでの経験
前半戦は関係者の皆さんの力添えもあって中東に連れて行ってもらっていい経験ができた。
それがきっかけになって、後半戦のダートG1では圧倒的な強さを見せてレモンポップを無事に繁殖へ送り出すことができた、最後の東京大賞典で2着になったのは悔しいけど、海外で通用する力はあるので海外から招待が来れば行く予定。
来年のダート路線は、(東京大賞典の結果に関わらず)サウジアラビアから招待が来ればサウジカップ、来なければフェブラリーS直行を予定しています。
芝G1を戦って
芝G1では皐月賞・天皇賞(春)の僅か2勝と苦戦、昨年有馬記念王者というのもあり、気づかないうちにどこかでプレッシャーに負けていた。
夏以降は、春の反省から英国・愛国・豪州と世界の強豪と本気でぶつかっていい経験ができたけど、国内に帰ってきてあの結果(有馬記念最下位)だったからまたゼロからのスタートになるなと感じている。
来年の芝路線は、前哨戦ではいいパフォーマンスを見せてもG1で頭打ちになったので、もう一度前哨戦から始動ということになりそうでしょうね。
このあとはかつしゅんに来年の目標を聞いてみます!
来年の目標
少し早いですが、かつしゅんに2025年度の目標を聞いてみます。
2歳路線
コントレイル産駒で重賞制覇!
コントレイルの現役時には、東京スポーツ杯2歳ステークスと神戸新聞杯の2度コンビを組んだときに全て勝利、そのコントレイル産駒は来年デビューする、ぼくも「ディープインパクトの後継馬」として楽しみにしているので、初年度産駒を勝ち上がらせて多くのオーナーさんから信頼をもらわないといけないと感じている。
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クラシック路線
ダービーを勝つ!
ドウデュースでダービーを勝てたのはよかった、運のないぼくをダービーと有馬記念勝たせてくれてありがとうございます、だけどいつまでもドウデュースの栄光にすがれないから、来年は第二のドウデュースに出会いたい。
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古馬・芝路線
天皇賞(春)連覇!
今年、古馬の芝G1で唯一勝ったのが天皇賞(春)なんですよ、過去に3度勝っている得意な舞台なので、来年も勝って連覇して「まだまだJRAでやれるんだ」というところを見せないとこの世界で生き残れない。
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古馬・ダート路線
海外を制圧して「日本のシービスケット」になる!
いまダート路線が好調なんで、来年のローテが期待されてるんですよね、中東で勝ちたいのはもちろんのことだし、今年いけなかったアメリカにも行きたいけど、まずは国内最強であり続けることが大事だと考えている。
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古馬・牝馬路線
牝馬G1を勝つ!
牝馬戦は前哨戦に強いんですけど本番になるとどうしても弱い、その癖を治したいので牝馬G1という目標にしました、ここ最近いい馬に出会えてないんでそろそろ理想の馬に出会いたいかな。
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2025年もお楽しみに!