静脈麻酔を使って下の横向き親知らずを抜歯した話
いや、お前どれだけ親知らずの話するねん。
と言われそうですが、意外と需要と反響があったため、最も地獄と言われる「下あごの横向き親知らず」の抜歯体験について書いていきたいと思います。
↑ この前上の親知らずを抜歯したときの記事です。
なお、抜いたのは2018年だったため、現在とは治療法が違う可能性もあります。
また、個人談なのであくまで「参考」程度に読んでください!
下の横向き親知らずについて
私は元々虫歯もなく、また歯並びもかなり良い方だったので歯の治療については完全に無視していました。
しかし、20歳を超えてきたあたりから、下の前歯がずれ始めたり「押されている」感覚が強まり、ついに歯医者受診を決意しました。(本当は定期健診に行くべきだったと後悔しています。)
そのときに歯医者に言われたのが
「あーーこれ、完全に横向いてる。うちじゃ抜けないから〇〇大の歯科外科にいって。」
えええーーーと思いました。初めての歯医者で大学病院を勧められるとは…。
ちなみに下の親知らずは口内で半分に割り、分割して抜歯します。
画像引用元:https://iwakiri-dc.net/oral-surgery/269
恐怖でしかないですよね。世の中の下横向き親知らずを抜いた人全員を褒めたたえたいです。
生えそろっていた前歯がずれるのも嫌だったので、素直に医者の勧めの元大学病院に行くことにしました。
静脈麻酔で抜くことを決意
実は一回目の横向き親知らず(右側)の抜歯は通常の局所麻酔で行いました。
ただ、根っこが曲がっていたとかなんかで手術に一時間はかかったことを覚えています。あとなんか複雑な生え方をしてたかなんかで、医学生を呼ばれて写真も撮られました…。(本当に怖かった)
この抜歯が致命的にトラウマになり、左下親知らずは静脈麻酔を選びました。
静脈麻酔については下記のサイトが分かりやすかったです。
簡単に言うと、全身麻酔とは違うものの、意識を遠ざけたまま抜歯できる。というものです。
静脈麻酔受けた人の感覚では、
・眠ったまま抜歯できる
→痛みと恐怖のない抜歯
・全身麻酔より安い
と良い事づくめでした。
もし、横向き親知らずの抜歯を検討していて、さらに抜歯に恐怖心があるという方は静脈麻酔をおすすめします!
ちなみに横向き親知らずを抜いた後は局所麻酔も静脈麻酔も変わらず激痛です。
これはもうしょうがないことと諦めてください。個人差があるようですが…。
抜歯中の意識について
どうやら静脈麻酔でも意識がぼんやりある方もいらっしゃるようですね。
私の場合は、麻酔(点滴をします)が効いてきたかも…と思った瞬間に意識が落ちました。
ただ、全身麻酔とは異なるので、簡単な受け答えはできていたようです。(記憶にない)
また、手術が終わった瞬間にお医者さんに起こされるのですが、
「葛城さん意識ありました?」
と聞かれました。
「え、いや全然なかったです。どうかしました?」
と聞いたところ、
「いや、痛い痛いと言っていたので効いてなかったのかなと思って…」
……。
こう書いてしまうと静脈麻酔でも痛いんじゃないか!と言われそうですが、私自身は本当に痛くなかったです。本当に。ただ、深層心理の私は痛がっていたようですね…。
ちなみに予後も順調で、痛みも一週間もするとほぼ落ち着きました。
数日間はかなり痛いので覚悟が必要です。
ただ、親知らずが虫歯になったり、他の歯に悪い影響を与えている方が良くないかなと思うので、早めの抜歯がおすすめです。
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ちなみに…
笑気麻酔とはどう違った?
以前受けた笑気麻酔とはここが違いました。
・笑気麻酔の方が意識がある
・笑気麻酔は即時に効果が抜ける
・笑気麻酔は個人の病院でも受けることができる
・静脈麻酔は効いた瞬間に自分の意識が落ちる
・静脈麻酔は半日入院が必要
・笑気麻酔の方が断然安い
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あと残すは上の左側親知らずのみです。
上の歯だから何とかなるかな…と思っています。しばらくは歯科医と友だち状態ですね。
葛城