個展「花のはじまり」作品紹介③
ただいま開催中の個展「花のはじまり」に展示している作品のご紹介です。
きちんとした説明というより、どうしようもないつぶやきのような内容もありますので、それでもよろしければぜひご覧ください。
「放浪」
胡粉、岩絵具、雲母、プラチナ箔他
アートクロス
666㎜×242㎜(WF4)
2024.9
丹後国風土記の羽衣伝説をイメージして描いた作品
水浴びをしていた天女がその間に脱いでいた羽衣を老夫婦に隠され天に帰れなくなってしまい、老夫婦の養女となった。天女は万病にきく酒を作り、それは老夫婦に富をもたらしたが、老夫婦は天女が自分たちの子どもはないという理由で家から追い出してしまう。天女がさまよい歩いた末にたどり着いた場所に神社が建てられ、祀られることになった。その天女が豊宇賀能売命、トヨウケビメである
だいたいこんな感じの話なんですが、このトヨウケビメは伊勢神宮の外宮に祀られている豊受大神のことで、
伊勢神道では豊受大神は造化三神の一柱、天之御中主神と同一の神であるとされているとか…？！
そこから考えると「はじまり」というテーマに繋がってくるなと思いました。
いま考えると放浪というタイトルが適切だったのかは謎です…
「出現」
胡粉、岩絵具、雲母、純金箔他
アートクロス
666㎜×242㎜(WF4)
2024.9
うまく言語化できないのですが、
何もないようなところから何かが出てくる
もしくは
隠れていたものが姿をあらわす
というイメージで描いたものです。
今まさに出てこようとするエネルギーを、着物の模様から本物の花へと変わっていく様子で表現してみました。
また、「放浪」が豊受大神ならこちらは天照大御神のようなイメージを持ってもいいかなと思い、太陽のような円を背景にいれました。
作品はまだありますので、しばらくこんな感じで続きます。
よろしければまたご覧いただけますと幸いです。
作品についてのお問い合わせは私かギャラリー様までご連絡ください。
また、展示作品の一部についてはギャラリー様のオンラインショップにも掲載されておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
実物もご覧いただけたら幸いでございます。
ご都合よろしれけばぜひ足をお運びくださいませ。
(ギャラリー様が予約制となっておりますので、ご予約のご協力をお願いしております。ご予約についてご不明な点などございましたら、私かギャラリー様までご連絡ください)
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