晩酌。
新潟の蔵元である天領盃酒造が醸す「雅楽代 雪下(うたしろ ゆきわたり)」純米吟醸酒 佐渡産一本〆 生酒 R4BY。
「雅楽代(うたしろ)」とは、天領盃酒造(てんりょうはいしゅぞう)が所在する、新潟県佐渡市加茂歌代を発祥とする名字のこと。
歌代は「歌の代わりの土地」という意味、佐渡に流されてきた天皇に和歌を読み、気に入ってもらえると褒美として土地をもらえたそうです。
土地を授かり、栄華を極めた者たちは自らのきらびやかな時代を誇って、「雅楽代」(うたしろ)と名乗るようになります。
「雅びで楽しい代(とき)」、そのひと時をこのお酒が彩れるように、と願いを込めて命名されました。
1983年 佐渡にあった3蔵が合併し、天領盃酒造の前身である佐渡銘醸株式会社を創業。
2008年 佐渡銘醸株式会社が経営破綻し、天領盃酒造株式会社へ。
2018年 後継者不在のため天領盃酒造株式会社が売りに出され、現社長の加登仙一氏が個人で蔵を購入。
加登さんは当時24歳、証券マンを脱サラしておそらく全国最年少蔵元社長。
2019年 新ブランド「雅楽代」、「THE REBIRTH」をリリース。
仕込水には佐渡最高峰の山・金北山からの天然水を使用。
全量自社で精米を行い積極的に機械を導入し、高品質な酒造りをするため、微生物にとっての最良の環境を作る裏方に徹することを心がけ「機械と人間の分業」を図っての酒造り。
日々変わりゆく酒を見つめ、語り合うことを大切に、水・米・微生物、三位一体が生み出す酒を基本に忠実に、一本一本に熱い想いを込められています。
挑戦し続けること、
変化や失敗を恐れないこと、
お酒に対して誠実であること。
これが天領盃酒造の全てです。
アテはふきのとうの味噌炒め。
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