シニアライフ関連ニュース_20200304
「2020年トレンド予測」 アルバイト・シニア・派遣・住まいの4領域の今年の展望とは
株式会社リクルートの「2020年のトレンド予測」より
2020年シニア領域においてのキーワードは「健朗シニア」です。
(中略)
シニア採用に取り組む際には、「会社の仕組み」「人的サポート」「健康状態の見える化」の3点に注力することで、高齢者の方が安心して働くことができる環境を整えることができるでしょう。
人生100年時代を見据え、シニアの方々の健康や筋肉、能力の増進が、企業の継続発展につながるかと思います。
掲載されている企業の取組事例もおもしろかったです。
アセットインベントリー株式会社
・「エイジフレンドリーワークプレイス」というテーマを掲げ、シニアの方が働きながら健康になれるような仕事・職場づくりを推進
・経営者が老年学を学んだうえで上司・管理職研修やマネジメントツールを作り、シニア専属のキャリアコンサルタントを育成
・機材を軽量化したり、使いやすいツールを開発したりとシニア層が安全に働ける環境づくり
・シニア向け現場責任者育成体験合宿の実施
株式会社スギ薬局
・シニア層が安全に働けるよう「シニア活躍支援マニュアル」を作成
・「品出しコンテナは3段まで」といった細やかなルールや、本人の体調や思考に合わせて働く時間を好きに決められる仕組み
・食生活のアドバイスを栄養管理士がおこない、より安全で長く働き続けられるサポート
株式会社マイヤ
・シニア層がいくつになっても安心・安全に働けるオーダーメイドの勤務・支援を実施
・本人だけでなく家族の変化に伴う働き方のニーズに対応するために、業務を分解して、15分単位の仕事を1か月、毎月契約更改で変更することも可能
・人間ドックの提供
少子化高齢化という大きな流れの中で、企業側としても労働力を安定的に確保するためには年齢によらず活躍してもらう必要があり、産休育休みたいなものと同じように、シニアの方に向けたサポートを充実させていかないと競争力を確保できないのだな。
一方で、シニア層の転職の厳しさをかいたこういう記事もあった。
現状で言うと、企業はシニア層の雇用に対して積極的ではなく、その中で転職を成功させるためには若者以上に気をつけるべき点があるとのこと。
この買い手市場の状況は、少子化高齢化の流れの中でどこかで潮目が変わる気がしている。
スマホに触ろうともしないシニアと若者顔負けにスマホを使いこなすシニア、何が違う?
大まかには、シニアでは、イノベータ度が高く、即時傾向のある層が、比較的スマホを所有しているということが分かった。
また、イノベータ度や即時傾向の高低は、らくらくホンやらくらくスマホの所有している割合にはあまり影響を与えていないことも分かった。これらイノベータ度や即時傾向の高低は、フィーチャーホンであるかスマホであるかということに影響を与えているようだ。
とりあげておいてなんですが、「新しい物好きで、フッ軽なほうがスマホを持ちがち」、というなんとも言えない記事でした。
以前のnoteで調べましたが、スマホ利用者の割合は、12年が12.7%、13年は22.7%、14年は27.6%、15年は30.2%、16年は41.0%、17年は51.3%、18年は61.5%と伸びてきており、新しいもの好きでフッ軽な人から順番にスマホになっていくのはそりゃそうだろうと。
シニア向けスマホはそもそもシェアが現時点では低止まっており、影響を与えないのではなく、誤差レベルでしかなかったのではないかなぁ。
コンサル時代に先輩にお聞きしたことなのですが、「面白い情報」というのは、その人にとって「興味があること」×「新しいこと」である必要があります。
この記事は興味はありますが、新しい示唆がなんもないので私にとっては面白くなかったのだなと思いました。
シニア女性誌『ハルメク』編集長・山岡朝子~仕事の大半は“シニアが何を考えているのか”を知ること
シニア女性向けのハルメクという雑誌、月間31万部も発行しているとのこと。店頭販売はなく、定期購読のみなのでこれはわりとすごい数だなと思いました。
50代以上は人口の半分くらいで、その半分が女性だとすると3000万人くらい。30万定期購読があるということは、この雑誌に広告を載せたら1%の人にたどりつけるのか。