KATSUOBUSHIMUSHI

おともナッツです。

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  • トルコ語の歌詞を読む

    僕が好きなトルコ語の曲の歌詞を読みます。

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トルコ語の歌詞を読む #4 ーİstikrarlı Hayal Hakikattir / Gaye Su Akyol 編ー

今回は1番のサビを読んでいきます! 7行目はタイトルと一緒なので飛ばします。 8行目"Ölüm var mı yoksa bi rüya mı""ölüm" は「死」という意味の名詞です。"üm" の部分が一人称っぽいですがそういうわけではなく名詞の一部です。ちなみに動詞の「死ぬ」は "öl-"、形容詞の「死んだ」は "ölü" です。ややこしいことを言うと、名詞の「死体」も "ölü" になるので、「私の死体」だと所属人称接尾辞が付いて "ölüm" で同じつづりになり

    • トルコ語の歌詞を読む #3 ーİstikrarlı Hayal Hakikattir / Gaye Su Akyol 編ー

      4行目から6行目を読みます! 4行目 "Dere gibi akar""dere" は「小川」「水路」という意味です。「谷」という意味もあって対義語が "tepe"「丘」。"dere tepe" で「山越え谷越え」「いたるところに」みたいな意味になります。 後置詞 "gibi" "gibi" は後置詞で「~のように」という意味。"dere gibi"で「小川のように」という意味です。英語の"like"に似てますが語順は逆です。むしろ日本語と同じ語順ですね。 前回、単語

      • トルコ語の歌詞を読む #2 ーİstikrarlı Hayal Hakikattir / Gaye Su Akyol 編ー

        今回は3行目まで読みます!1, 2行目は感嘆文なのでサクッと説明しますね。 1行目"Of bu ne biçim hayat"”of” は「うわぁ!」みたいな感じの感動詞です。 "bu"は「これ」という意味、英語で言う "this" なので重要な単語です。英語と同じで単体だと名詞になり、名詞の前につくと形容詞になります。 "ne" は疑問詞で「何」、英語で言う "what" です。日本語と同じで、トルコ語でも疑問詞は文頭に置いたりせずに、名詞をそのまま置き換えます。

        • トルコ語の歌詞を読む #1 ーİstikrarlı Hayal Hakikattir / Gaye Su Akyol 編ー

          突然ですが最近トルコ語の勉強をしているので、トルコ語の歌詞を読解していこうと思います!一応、皆さんにもトルコ語を勉強してもらおうという意図もありますが、基本は自分が調べたことのメモとして使っていくので書きたいことをとにかく全部書くつもりです。なので分量がバカみたいに多くなりますのでご了承ください。わかりにくかったらごめんなさい……! 僕は東京外国語大学言語モジュールというサイトで文法を勉強しました。なので、文法用語もそれに倣っています。勉強し始めて半年くらいなので、文法はこ

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          4本

        記事

          Tele倶楽部感想 後編

          前編があります。ここからは後編です。 KISSskit で考え込んでしまったピーナッツくんは「いけないことをしたいよ」と言いながらこの曲を歌い始める。My Wife と違ってここからは両想いの個人的な恋だ。KISS 以上の愛の関係はアイドルのノリを引きずる VTuber 界隈としては禁断の領域に入ってくる。 この曲の表現があまりに見事だ。おめシスの重なった声は非人称的な幻想的な雰囲気を出しつつ、ずれたときに聴こえるレイちゃん/リオちゃんの個人的な声が生々しくて迫力もある。

          Tele倶楽部感想 後編

          Tele倶楽部感想 前編

          フォルメモではピーナッツくんは殻の内側を見せてくれたとして、今作ではパンツまで脱いできている。前作のアニメの世界観と真剣なクリエイター像を両立した楽しくてかっこいいピーナッツくんのイメージをぶち壊して、徹底的に VTuber としてのピーナッツくんを描くことでリスナーの期待を裏切ってきた。怒り、悩み、不安、期待ととにかくいろんな感情をさらけ出している。フォルメモで描かれなかった部分は感情が入り混じるカオス状態だ。 欲望や快楽といったどうしようもない感情を正直に歌っているとこ

          Tele倶楽部感想 前編

          感想 2015/9/24-25 川治温泉

           シルバーウィークの最後の二日間は学生寮時代の友人と鬼怒川温泉へ行った。昼間は日光江戸村、龍王峡、トリックアート美術館を回り、夜はそこそこいい旅館でうまい飯を食い温泉に浸かった。僕と違って素直な彼らは、明日からの仕事を思い出し少し憂鬱になりながらも、純粋にここ鬼怒川温泉を満喫したという表情で帰って行った。 (写真)鬼怒川温泉にて、友人と別れた後に出会った猫  社会人2人と別れ、1人この温泉地に残された大学院生である僕は、次なる目的地、川治温泉に向かう。川治温泉や鬼怒川温泉

          感想 2015/9/24-25 川治温泉