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インフルエンサーになりたいのか!?

インフルエンサー?いきなりどうしたの?
と言ってしまいそうなタイトルで始まる36回目の週刊カツオでございます。

今回は、ドイホクトさんのnoteを読んで感銘を受け、色々と考えるところがありましたので、ドイさんに感謝の気持ちを込めて、お返事をする感覚で書かせていただこうと思います。

ドイさんとは、昨年2月に #ツイッターラボ大阪 というイベントで初めてお会いして以来、Twitterを中心にゆる〜く仲良くしていただいています。
(ドイさんのTwitterアカウント:@makeflea
昨年2月にツイッターラボ大阪というイベントで初めてお会いして以来、SNSを中心にゆる〜く仲良くしていただいています。
(カツオの中の人の素顔と本名と本業を知るレアな人の一人ですw)

さて、SNSをしている方は、「バズりたい」「インフルエンサーになれたらいいな」と思う方は多いと思います。私もそうです。

でも、バズりもしなければ、インフルエンサーにもなれていない。
なんとなく、普通に仕事をしている状態で、臨時収入が入ってこないかな、お金持ちになれないかな、と心のどこかで願っている感覚に似ているのかなと思います。

はたして、漠然とその思いを持っているけど、本当にそうなりたいのか、なりたくないのか?
もしもなりたいのなら、なるためのアクションを起こしているのか?

そういうモヤモヤとした思いをもっていたところ、ドイさんのnoteを読んで我が意を得たり、という気分になったのでした。

▽ドイさんのnote

冒頭から、自分で「インフルエンサーだ」って言っちまってるドイさん。
この後、一体どうなるの?

フォロワーさんが2600人いる。僕のTwitter。フォローしているのは300人くらい。インフルエンサーだ。自分で言わないと誰も言ってくれないから、自分で言う。インフルエンサーだ。自虐を込めて、三回言っちゃう。インフルエンサーだ。

ドイさんの思いを要約すると次の3行にまとまるのかなと思います。

 バズりたいと思う。でもTwitterを頑張らなくなった。
 なぜか。いろいろ理由がある。そしていま。
 誰かが見て、出来るだけ一人に対して深く刺さってくれればいい。

本文だけで1548文字もあるドイさんのnoteを、わずか78文字に要約してしまいましたが、その分下記に、感想をたっぷりと書かせていただこうと思います。

まず、結論から申し上げますと、ドイさんは、インフルエンサーだと思うんですよね。実は私も、「誰かが見て、出来るだけ一人に対して深く刺さってくれればいい。」という点に共感する一人です。この言葉が刺さっている人間が少なくとも一人います。その時点で、目的を達成していると。

フォロワーさんの数とか、そういう一般的な基準じゃなくて、何かしら発信して、会った人に忘れられない印象と影響を与えるひと、という意味でインフルエンサーって自分で思っていてもいいんじゃないかと。

ここで一つ明確にしておきたいのは、世に対してインフルエンサーの定義を問いたいのではありません。一般的にインフルエンサーと呼ばれるのは、だいたい万単位以上のフォロワーさんを持つ人のことだという認識はあります。

ただ、インターネットを通じて世界中に自分の言葉を発信している以上、どこかで誰かに影響を与えていて、人をインフルエンスしているという意味においては、「インフルエンサーなんだと自分で思うこと」は自由なんじゃないか、ということです。

ドイさんって、たぶん私よりだいぶ世代がお若いです。でも、いろんな仕事で経験を積んでいる人で、その場数の多さが(良い意味で)滲み出ていました。直接少しお話ししてみて、そして立ち振る舞いをみて、人として尊敬できる方だということを、初めて会ったその日に感じたのでした。

ドイさんは、イベントでは司会進行を担当されていました。落ち着いた司会進行に加えて、場の空気を和ませる小噺を披露されていました。

もし自分なら、緊張して膝が笑うであろうこの大きな舞台で、これだけやわらかい雰囲気を出せるということは只者ではないと。私も目指す一つのスタイルを体現している人がいるではないかと。イベント後、直接お話をさせてもらって、やっぱり思ってたとおり面白い人だなぁ、と。
よくある表現で「意気投合」したわけです。

そういう出会いがあり、今もゆるーく繋がらせていただいてますが、実際にお会いしたことは2回しか無いという状況です。SNS時代の快適な人間関係というふうに(勝手に)感じています。

さてさて、ドイさんの今回のnoteのテーマに戻りまして、SNSって何のためにやってるのかな?ということについて考えてみようと思います。

私はnoteのプロフィールにも書いていますが、「過去の自分へ今の自分からエールを送る」という目的で、Twitterを毎日、noteを毎週発信しています。

社会人になって約22年、色々ありました。先の見えないこともたくさんありましたし、うまくいったことよりも、失敗したり、上手くいかなかったことの方が多いように思います。
仕事では、転職や不本意な異動、メンタルを病む業務など色々ありました。とにかく、よく悩みました。苦しかった思い出が多いです。そして、様々な人との出会いがあり、学びがあり、今があります。
昨日の自分は今日の自分のことを知らない、とすれば、過去の自分に対してエールを送れば、悩みが少しでも減らせるのではないか、というのが私のSNSの目的です。

しかし、そればかりでは短文のブログと変わりません。なんといっても、SNS、とりわけTwitterの醍醐味は「コミュニケーションの楽しさ」です。

東急ハンズ公式ツイッター担当者さん(@TokyuHands)が書かれた書籍、「共感で広がる公式ツイッターの世界:東急ハンズ流企業アカウントの育てかた」にも、ツイッターを続ける意義は「コミュニケーション」です、と記されています。

この本は、東急ハンズさんの企業公式Twitterアカウントの運営について、丁寧に書かれています。「公式アカウントの中の人」の人柄と心づかい、テキストコミュニケーションの極意などに私は感銘を受けました。Twitter上の振る舞いのルールが自然に楽しく学べるので、公式アカウント担当の方だけでなく、Twitterに真剣に取り組もうと思っている個人アカウントの方にもオススメしたい一冊です。

東急ハンズ公式さんは、Twitterでは「フォロワーさんと会話のキャッチボールができているか」ということを大切にされているそうです。
私も、日頃仲良くさせていただいているアカウントの方のツイートにいいねを押したり、リプライ(返信)をしたり、引用のためにリツイートしたりと、こちらからコメントをしたり、コメントをいただくことを楽しんでいます。

自分の考えをまとめてくださる方、面白いツッコミを入れてくださる方など様々ですが、とても学びが深いやり取りです。言葉から学ぶこと、その言葉を自分の中で考えとしてまとめてリプライをすることを通じて、自分の頭の中が整理され、新たな考えが生まれることもしばしばです。

さて、Twitterでは、タイムラインに流れてくる内容を見るだけで、いま、何に関心がもたれているのかを知ることも主要な機能の一つです。
ドイさんの言葉をお借りすると、「知らないことを知ったり、知り合いの大好きな人たちがどういう風に過ごしているのかを知れるのもいい」というTwitterのリアルタイム性は、140字という短文だからということもあると思いますが、他のSNSよりも秀でているように感じます。

今のリアルを知り、今のリアルな気持ちをやり取りする。
このようなツールが、インターネットの普及とともに使えるようになり、個人が思いを発信できるようになったということは、人類史上、本当に画期的なことなのではないかと思います。

一方で、本音ではインフルエンサーになりたいのに、なれないからじゃないか?という意地悪な質問を自分に投げかけてみても、やっぱり狙うつもりは無い、という返事になります。

そりゃあ発信する以上、バズるというか、いいねやリツイートをたくさんいただけるほうが良いとは思います。しかし、たくさんのエンゲージメントを得ることと引き換えに、自分の言葉やライフスタイルを崩すくらいの無理をするのも避けたいな、と思います。自分の度量というか、器を超える規模になることは、きっとオーバフローを起こしてしまうと感じるからです。

よく切れる刃物は、使い方によって、人を傷つける武器にもなれば、人の命を助けるメスにもなります。モノとしてはあるのは「よく切れる刃物」だけであり、その意味は人間が決めます。

SNSも素晴らしい道具ですが、刃物と同様に、使い方によって、得られる結果が180度違うことになってしまうことは常に頭において発信したいと考えています。

大切にしていることは「自分の言葉で発すること」です。
街でカツオの中の人を見かけても「あっ、カツオだ!」とはならないわけですが、私がカツオの中の人です、と自己紹介した人には、Twitterのカツオと中の人である私が、言行一致した人間でありたいと思っています。

というわけで、日々、感じたこと、学んだこと、好きなこと、嫌いなこと、大切にしていることを、今後も自分の言葉で発信していきたいと思っています。

…あれ?今回の週刊カツオは、ドイさんのnoteに宛てた軽めのテイストの手紙的な位置付けだったはずなのに、なぜかマトモなことを書いてしまいました。悪いクセが出てしまいました。ドイさんごめんなさい。

「誰かに何かしらの影響を与えている時点で、その人はインフルエンサーだと思う」という、ドイさんのnoteに感銘を受けたカツオでした。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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