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#18 いざマチュピチュ遺跡へ!!!【ペルーの旅】

【前回までのあらすじ:2013年。35歳ヒモ男がバツ2となりホームレスに。行くあてもなく向かった先は成功している先輩経営者a.k.aアニキ。人生相談すると世界一周の旅に放り出されることに。ボリビアの次に向かう国はペルー、もちろん目的地はインカ帝国の遺跡マチュピチュ】


 めざましが鳴る前に目が覚めた。興奮しているからではない。寒いのだ。マチュピチュから1番近い街クスコは標高3,400mにある。日中は日差しが強く半袖でも問題ないが、朝晩は凍えるほどに冷え込む。

 ペラペラのユニクロダウンを着て、昨晩安宿で知り合った遺跡好きの旅人D君との待ち合わせ場所に向かった。

 マチュピチュを作ったインカ帝国はマンコ・カパックという皇帝が作った国らしい。地球の歩き方にもマ●コ・カパックとは伏字にはされていないし、伏せ字にするほうが卑猥になる日本人にとっては取り扱いが難しい皇帝である。(因みに名前の意味は“素晴らしい基礎”らしい)

 2013年当時、マチュピチュへはバスで行く方法(片道7時間+歩き3時間、往復約4000円)と電車で行く方法(片道3時間 往復約1万2000円)があった。金欠の僕は、前者の方法で行きたかったのだが、雨で土砂崩れやら水かさが増していて危険ということで、電車を選んだ。

まずは電車が発着するオリャンタイタンボ駅までも車で1時間半程度かかるので乗合の車でいくことに。

駅への道から見える景色

同乗したドイツ人が可愛くてテンションが上がる

下車した駅で記念撮影。やんわり肩に手を回す僕


 オリャンタイタンボ駅に着くと、少し時間があったのでドイツ人とマチュピチュで会えたら!と挨拶し、1人で近くの遺跡を見ることにした。

オリャンタイタンボにある遺跡につくと、どうやらこの遺跡に入るには、他の地域に散らばっている遺跡も入場できるバリューセット価格の70ソレス(約2700円)しかないという。僕は、単品で良かったので、ゴネにゴネた。が受付のオジサンは首を縦に振らない。僕は最終的に10ソレス(400円)を握りしめ、チケット売り場のオヤジに小声でつぶやいた。


「これで昼飯でも食べてよ。ね?だから入れて?お願い!」


すると、このオジサンが怒りだした。


「はぁ?オレはこの仕事を失いたくない!お前のことを、通報する!」


と言い出したのだ!!僕の考えが浅はかだった。自分の欲求のためだけに、この人の生活を考えずしょうもない提案をしてしまった。10ソレスのはした金でこの男を買収しようとした自分の汚れた心がマンコ・カパックのサウンド以上に恥ずかしくなり、自己嫌悪のどん底にタイムスリップした。


が、そこはいくつもの自己嫌悪と修羅場をくぐり抜けた僕。
「ははは。冗談だよ。アディオス!」と余裕をかまして、クールに小走りでその場を去った。

この後、いろんな国で賄賂を要求されたが、自分から小銭で事をすまそうとはしなかった。(と思う)


こんな感じの遺跡

入れなかったオリャタイタンボの遺跡。歴史的には結構重要な場所らしいので興味のある方は少し電車時間に余裕をとりケチらず回った方がいいかもしれない。


電車の時間になって乗り込んだ。すると、宿ですれ違った若者と偶然にも席が隣同士ではないか!

ちなみに、このマチュピチュへの旅ではラパスやウユニ塩湖で会った人たちにバンバン再会した。ウユニ塩湖→マチュピチュのルートは鉄板らしい。

激しい川の流れを横目にマチュピチュ駅へ



マチュピチュ駅に着くと、ホテルの客引きが無数にいる。交渉して適当に安いホテルに行くと朝タクシーで出会ったドイツ人と遺跡大好きD君が夕飯に一緒に行くことになったという連絡がきた。


「おっけ!オレもいくわ!」



誘われてはないが、行くことにした。

前のめりな僕


 ちなみに1時間ほどでご飯を食べ終わると、明日は4時半起きということで8時に解散!となった。

翌朝5時半、バス停へ。

ベンツバス。朝5時半でこの人数

 ここから更に30分クネクネの厳しい坂道を走り、マチュピチュの遺跡へ到着するのだ。どんなところに街作っとんねん、って話しであるが、故に、スペイン軍に見つからず遺跡として残ったのだろう。

 ちなみにこの片道30分のバス、往復で18.50ドルである(歩く場合、山道を2時間ですがバス代節約のためか、歩いている人も多数いた)。
 夕飯のコースで500円程度と考えると、こちらの価格がどれほど高いかわかる。

ここで一旦、計算してみたい、マチュピチュ自体の入場が1日2500人の入場制限( 2013当時。現在はさらに制限されているかも)で、その95%はこのバスを使うのだ。

仮に毎日満員入らないとして計算してみても

1800人x18.50ドルx365日=12,154,500ドル


この短い区間をバス数台走らせて、日本円で約13億円の年商だ。


さらに、マチュピチュの入場で1人6000円程度なので年間約40億円。
マチュピチュ村までの交通費が往復で1万ちょいとして66億円。
マチュピチュが有るだけで総額118億円。

さらに周辺商材の販売、レストラン、宿泊施設の売上を入れると、この値段は10倍にも20倍にも膨れ上がるだろう。

遺跡ビジネスすごいね!と計算しているとマチュピチュに着いた。

6時の開園と同時になだれ込む。日頃の行いが良いので、しっかり雨が降っている。


リャマがお出迎え


あーーかわいい!!撫でようと背中をタッチする前にリャマの悪臭が僕の鼻を僅差でタッチした。

あまり放し飼いされている動物は触らない方がいいかもしれない。


 ちなみにマチュピチュには後ろにそびえ立つワイナピチュという場所がある。みんなが見ているマチュピチュの映像はそこから撮影されていることが多い。200人の入場制限があるがマチュピチュの遺跡を通って行く場所なので、チケットが購入できたらぜひ訪れた方がいいし、僕も行くことにした。

ここに入るには入山届みたいなものを書く必要があった。

すれ違うことが出来ないほど狭く細い階段。そして30cm横はすぐ崖!!!足がすくむほど、怖い。落ちたら余裕で死ねる。その管理をするために入山届を書かされたんだとすぐ気がつく。


果てしなく続く階段。1段1段丁寧に登る。

息が切れる。トレーニングもしていたし、数百メートル登るだけと聞いていたので、完全にナメていたが、汗なのか雨なのか分からいほど、額や洋服が濡れていく。

正直、ワイナピチュを登っている最中、ひとつでも楽しいことを見つけようとしたが、全然、見当たらなかった。なんなんだ?これの何が楽しいんだ?

インカ人もインカ人である。

わざわざなぜワイナピチュに階段やら遺跡を作ったのか?ここには月の神殿やら貯蔵庫もあるらいい。こんな危ないし、辛いし、雨も降ってるし、さらに霧だか雲だかわからないが、マチュピチュの絶景もまだ見えない。


あ、、、、、、そういうことなのか?仮説ではあるが僕は確信した。



 だから、ワイナピチュが必要だったんだ。。マチュピチュはスペイン軍から逃れるために、インカの人たちが作ったものだ。マチュピチュは下から見えないような山の尾根にある。天気が変わりやすく、すぐに街全体がガスで覆われる。ということは、マチュピチュ村に住んでいた人も下界が見えないのである。

 多分ワイナピチュは街全体を常に見渡して異常を知らせる役割にもなったり、最悪の逃げ場所として作ったのではないだろうか。ゆえに人が1人しか通れないキツイ階段なのだ。スペイン軍も容易に登れない。万が一登ってきても1人1人である。簡単に向かい撃てるのだ。やるな、インカ人。地の恵みを利用したんだね。

1時間登ってやっと頂上に着いた。太ももはパンパンだ。しかし、ここからの絶景は最高とのこと。



さぁインカの人々よ!!我にマチュピチュの絶景を見せ給え!!!!





雲がマチュピチュを覆って見えない!


えぇぇぇ。てか、下の方も見えない!!


さっきの仮説、取り消し!(笑)



とその時であった!雨足がゆるみ雲の動きが早くなった。

インカ人、マジ頼む!!ギブミー絶景!

僕の願いよ届け、マンコ・カパック皇帝!

カパッーーーークーー!!


きーれーいーーーー! 


かなぁ?


ぐらいであった。

まず、遠いよね!笑

ひと通り写真を撮り終え、下山し帰ることにした。
遺跡好きには申し訳ないが、僕はあまりここで興奮できるタイプではないようだ。今日の電車で一足早く帰ることにした。

ワイナピチュから降りてマチュピチュ遺跡を軽く散策

絶対禁煙の遺跡の中で堂々とタバコを吸う日本人らしきバカ。絶対にルールは守りましょう。

マチュピチュを一望する場所へ。

奥にそびえたつのがさっき登ったワイナピチュ。

辛かったワイナピチュ。。あれ、、、、、、


下山して撮影した写真からワイナピチュを改めて見ると、いやこれまじで気持ち悪いんだけど、僕を旅に出した先輩経営者a.k.aアニキを思い出した。

登っている時は、ずっと「これ微妙だわーー」と思っていたし、降りている時は危険すぎてずっと不安だった。

マチュピチュから見るワイナピチュ。後ろでドンと構えていて、不安げに取り残された遺跡マチュピチュをしっかり見守っているように思う。
いつも色々とバックアップ、サポート本当にありがたい。

感謝の念を深めて僕はマチュピチュの街を後にした。

「あれ、まぁまぁウザくね?」と言いたげな顔した写真と共に

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note頑張って更新します!目標は週2,3回、、、、【旅の準備→世界一周→起業→会社売却】までを気長にまとめようと思います。面白いと思った方はnoteまたはTwitterをフォローいただければ幸いです。

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