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意見が通らないのは説得力がないだけ

意見が通らないのは「説得力」がないだけです。何をそんな当たり前のことを・・・と思われたかもしれません。


しかし本当にそう思っていますか?


というより本当にそう思えていますか?
コミュ障の人は実際に意見が通らなかった時には別のことを考えています。

ではコミュ障の人は何を考えているのでしょうか。

それは「自分を否定された」と感じています。もはや「思考」でもありません。


自分を否定されたと感じてしまうことはめちゃくちゃ勿体無い行為です。
せっかく意見を言ったのに意見が通らなかった経験が以降に活かされることがありません。

自分が否定されたと感じてしまうと、意見が通らない理由が曖昧になります。


例えば、自分が馬鹿だから、自分がだらしないから、自分は忘れっぽいからだといった何の基準もない曖昧な理由になります。


さらに馬鹿ではなくなる方法なんてないし、だらしなくなくなる方法なんてないし、忘れっぽくなくなる方法なんて存在しないので具体的な対策さえ見つかりません。

話し合いにおいて相手に意見が通らないのは、自分があっているか間違っているかではなく、説得力(説得材料)が足りなかっただけです。


自分の人間性に問題があるわけではなく、シンプルにスキル不足もしくは準備不足であっただけです。


意見を通したければ、スキルをつけるか準備を整えれば良いだけで何が足りなかったのかを考えるだけです。

コミュ障の人は「意見が通らないのは説得力がないだけだ」と知っているのに、自分が実際に直面すれば自分が否定されたと感じてしまいます。


この原因は話し合いにおいて「意見を一致させなければならない」と思っているからです。

話し合いには結果(妥協点)が必要ですが、本人の考え方や感じ方を一致させる必要はありません。
そもそも考え方や感じ方が一致することもなく、させる必要もないので、意見が通らないことと意見を一致させることをごっちゃにしてはいけません。


意見はあくまで意見であって絶対的な正解が存在するわけではありません。

話し合いはあくまでお互いの意見を出し合って妥協点を模索する手段です。


意見を一致させることが目的ではないし、人間性を否定するためにやるものでもありません。


意見が通らないのは説得力がないだけで、本当に意見を通したいなら、自分なんて否定してないで、意見を通すために必要なスキルや準備に時間を割きましょう。

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