出会ってくれてありがとう
昨日は用があって秋葉原に行きました。
用を終え、白金に移動する途中、
たまたま通りかかったのが、
2k540 AKI-OKA ARTISAN
秋葉原駅から御徒町駅までの高架下
を利用したショッピングモールです。
ちょうど、
2k540ファンファーレ
というイベント開催中で、
たくさんの人が来て賑わっていました。
つい嬉しくなって、
オーダーメイドのベルトを買いました。
この日、秋葉原に行かなければ、
その後、白金に行かなければ、
そもそも、こういうイベントがなければ、
自分はこのお店とも、このベルトとも
出会うことがありませんでした。
秋葉原に行ったから、
その後、白金に行ったから、
そもそも、このイベントがあったから、
自分はこのお店、このベルトと出会いました。
そこに、
出会うべくして出会ったような特別なご縁
を感じ、素直に嬉しくなります。
話は全く変わります。
以前、東京から伊豆のお寺に通っていた頃、
老師から質問されました。
東京の自宅からここまで来るルートは無数か?
これがいわゆる禅問答?
なのかどうかはよくわかりませんでしたが、
なぜか自分でも意外なほど真剣に考えました。
確かにルートはいくらでもあります。
でも、無数かってなると、
さすがにそれは違うような•••
結局、
たくさんあるけど、有限であって無数ではない
というのが自分が出した答えです。
ただ、しっくりきません。
何かがひっかかっているような、
スッキリしない感覚です。
それで、さらに1ヶ月•••
出した答えが、
無数です!
なぜかといいますと、
家を出て、真っ直ぐ伊豆に向かうのと、
家を出て、とりあえず家の周りを一周回って、それから伊豆に向かうのは違います。
一周回るのと、二周回るのも違います。
二周と三周•••n周(n=0〜♾️)
みんなそれぞれに違うんです。
だから、ルートは無数です。
1ヶ月かかって、この答えにたどり着き、
1ヶ月かかって、やっとスッキリしました。
そして、1ヶ月かかって気づきました。
無縄自縛
自分の中に、時間を無駄に使うべきではない
という無意識の前提がある。
一周回った結果、
真っ直ぐ向かえば乗れた電車には
乗れなくなるかもしれません。
でも、ひょっとすると、
本来乗れたはずの電車が途中で事故を起こし、
大惨事に見舞われるかもしれません。
二周回った結果、
途中、真っ直ぐ向かえば出会えなかった人と
出会うことがあるかもしれません。
そして、その出会いが運命を大きく変える
そんな出会いであるかもしれないんです。
何が無駄で、何が無駄でないのか
自分たちにはわかりません。
だとすれば、そんな無意識の縛りを捨てて、
もっと自由に、出会いを楽しみ、素直に喜ぶ。
出会ってくれてありがとう
全ての出会いに対してそう言える、
そんな生き方がいいんじゃないかと思います。
そんなことを伊豆の老師に回答しましたが、
老師は質問したことさえ忘れていました•••
それでも、この質問のおかげで、
出会いを素直に喜べるようになりました。
宗慧