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その時のありがたさ

今週は伊豆の本山にいます。

昨日は浜辺でバーベキューをしました。

浜辺とは言っても、うちの野外禅堂ですが。

天気も良く、暑かったです。

それでも、日陰に入ると、風が気持ちよく、
少しだけ秋の気配も感じました。

バーベキューのあと、
野外禅堂からお寺までの帰り道、
途中にあるカフェに寄りました。

すごくおしゃれな雰囲気のカフェです。
(いわゆる古民家カフェ?)

以前からあるのは知っていましたが、
なぜか勇気が出ず、昨日、初めて入りました。

まだまだ若いオーナーさんが、
気さくに話しかけてくれました。

元々は東京でカフェをされていたそうです。

南伊豆にはよく遊びに訪れていて、
たまたま見つけた古民家が気に入って、
2年前にお店をオープンされたそうです。

そんな話から始まって、コーヒー豆のお話、
南伊豆の良さ、南伊豆にある美味しいお店。

初めて入ったお店。

初めて会ったオーナーさん。

いろいろな話をしました。

ただそれだけのことでしたが、
お店とも、オーナーさんとも、
何となく、縁のようなものを感じました。

随縁(ずいえん)

縁に随う(したがう)ことです。

これまでもそこにお店はありました。

オーナーさんもそこにいらっしゃいました。

でも、昨日がお店に入るべき時で、
オーナーさんと出会うべき時だった。

そんな気がします。

もっと言えば、

その時がくれば
ちゃんと出会うべき人とは出会える

そんな気もします。

人生は思い通りになりません。

だからこそじたばたせずに、
与えられた縁に随うこと。

これが安心に繋がります。

随縁というのは、そんなことを教えてくれる
言葉なんだと思います。

話はもどって、バーベキュー。

最後の最後にタマネギが1個残りました。

火も弱くなっていてなかなか焼けません。

それでも長い時間、網の上で焼いて
なんとか食べることができました。

食べてみると、甘くて美味しかったです。

じっくりと時間をかけて焼くことで、
こんなに甘くなるんだと知りました。

その時」がくれば、美味しく食べれます。

その時」がくれば、出会えます。

その時」を待つ。

その時」のありがたさに感謝する。

その時」を感じる一日でした。

宗慧


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