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小学生の娘が、3年生に進級してから不安がるようになった。
学校から帰宅し宿題後に明日の準備をし、寝る前に明日の準備の確認をし、朝起きて確認をし、出かける直前に再度確認する。
自分だけでは不安だからと母も一緒に確認する。

さらに、手を洗う回数も増えた。特に、寝る前、外出前にはまるで儀式のように彼女の中でルーティンがあり、それを繰り返していた。

ついには、思うように手が洗えず眠たいのに手が洗えないから寝室に行く事ができないと泣くようになった。
ここまできて、これはかなり娘は追い込まれているんだなと感じた。

それまでは、本人が気のすむまで確認と手洗いにつきあっていた。時には、「もうできてるからいいよ」と強い口調で言ってしまう事もあった。

かかりつけの小児科に行った際に、相談もした。「日常生活が送れているなら大丈夫!その不安と付き合っていくしかないよ」と言われた。

アロマオイルを嗅がせたり、マッサージをしたり、ハーブを味噌汁に忍び込ませたり、寝ている娘に音叉を響かせてみたりもした。

小学1年生の頃から続けている、寝る前にハグしながら言葉のプレゼントを言う事も変わらず続けた。

その頃の私はチャクラの知恵に夢中になっていて、娘は私の日々の態度や言動に傷ついているのではないだろうか?と疑問を持つようになった。

「不安」は母との関係性の第2チャクラの管轄。

色々なヒントの中でそれは確実にそうだ!と確信する時があり、涙が溢れた。

でも、心の奥底ではわかっていても認められなかった時より、辛くとも現実を認めた今の方がすっきりとしている!認める事ができたら後はケアするのみ!

チャクラの知恵では、人は変える事ができないから、自分のケアにのみ集中するとされている。

半身浴の時間を増やし、お腹にカイロ、こんにゃく湿布、夏でもできるだけ冷たい食べ物・飲み物は控え、冷えとり靴下の重ねばき などなど、自分のケアに専念した。

夏休みが始まり、娘の不安も少しずつ和らいでいき、いつの間にか私も気にする事もなくなった。夏休み明けにも再発する事はなかった。

秋の遠足の日だったと思う。毎朝、娘と一緒に外に出て見送るのが習慣となっているので、その日も家の外で「いってらっしゃい」「いってきます」のやりとりをし、歩いていく娘を見送った。

遠足が楽しみでたまらない娘はいつの間にかスキップをしながら学校に向かっていた。
それを見て嬉しくなり、ニヤニヤが止まらなくなった。

その日の夜、娘に「自分の事は好き?」と聞くと「うん!」と答えてくれた。何度か聞いた事のある質問で、今までは「普通」や「ママの次に」などの返事が多かった。

今でも理不尽に怒ってしまう事は正直ある!
第3チャクラが閉じ気味の私は、怒れる相手(娘)に怒りをぶつけてしまう事がある。でもそれに気づけるようにもなってきた。

4月には毎年、小さな不安や大きな不安がでやすくなる娘。私はこれからもケアを続け、春に備えたいと思う。

※私が感じた事を書いています。これは我が家での話です。

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