京の夜散歩②
カメラがあると、やっぱり外に出たくなる。
どこに行こうか考えていると、懐かしい場所をが思い浮かび、最近ではもう足を運ばなくなったその場所へ、久しぶりに行ってみた。
カメラ(SIGMAfp。通称タクゾー)を携え、外に飛び出す。
やっぱり夜の方が、自分は撮りやすいらしい。
昼よりも奥行きが増すし、つやなどの質感も捉えてくれる気がする。
けれど、今回は撮るのに1枚ずつ時間がかかった割に、結局思う画が撮れなくって、なかなかなか難しかった(特に夜景)。
まずは京都女子大学(京女)と、その付属高校~幼稚園に向かって伸びる坂道『女坂(おんなざか)』をテクテク登る。
昔から当たり前に女坂と呼んでいたけれど、文字にして良いのか? とGoogleマップで調べたら確かに『女坂』と書かれていてちょっと感動。
夜空と光と壁とテントと
坂の入口にあるイタリアンレストランには入ったことはない(入るのはもっぱら近くにある洋食屋さん)けれど、レストランってオシャレだし食べるのが好きな私は、店構えだけでワクワクしちゃって……ついついカメラを向けてしまう。
竹藪もどき
高級ホテル、フォーシーズンズの入り口(念のためドアマンに声をかけてから撮りました)。
ここも二の足を踏んでしまって未踏の地。カメラがなければまじまじと奥に目を向けることすら出来ない雰囲気だったから、タクゾーはいろんな意味でよい相方だ。
次はホテルのモーニングでも食べに来れたらいいけど。(誰か一緒に行ってくれないかな……笑)
夜の鳥居
女坂を登りきるとそこには鳥居が。
階段は覚えているのに、鳥居があることはすっかり忘れている。子供の頃に階段で遊んだ記憶が根深いのだろう。楽しい思い出がよみがえる。
『豐國廟』
「ほうこくびょう」と読むらしいのだけれど、気にもしたことがなかった。
『太閤担(たいこうだいら)』と呼んでいて、子供の頃は遊び場だった。
太閤担からの眺め
子供の頃の記憶しかなくて、しかも恐らく夜は初めて訪れた。
だから、夜景を一望出来るなんて全く知らなくて、夜景に出逢えたことも、それを見つめながら過ごす時間も得られるとは、予想外の収穫だった。
ただ、カメラの腕はまだまだで、ISO感度を上げてみたけど、どこまであげて良いのか分からなくて、シャッタースピードとのバランスが難しい。撮るのにかなり時間をかけてしまった。無理してSSを遅くすると、やっぱりぶれてしまう。今回はISOを上げるのが正解だったけれど、でも、三脚が欲しくなってしまった。
放置バイク
このバイクをかっこよく撮りたかったのだけど、光がなくて苦労した。携帯のライトを片手に、もう一方の手にカメラをと、頑張ってはみたけれど、その格好は誰にもみせられないなと途中で気がついて一人恥ずかしかった。笑
思い通りの画にはならなかったけど、でも、携帯のライトの威力はスゴいと発見があったのは良かった。
夜の有刺鉄線
この画は結構お気に入り。名前もちょっとエロくて(そんなことない?笑)、その名を思い浮かんだ瞬間、夜道一人ニタニタしてしまった。
決して怪しいものではありません。
モノクロマンション
夜にモノクロで撮るって余り感気たことがなかったけれど、カラーモードを順番に試していると、モノクロがぴたりと当てはまった気がした。
光さえあれば夜のモノクロもありなのか。というより、より光を捉えてくれる気さえする。
店先の花
珍しい色の花(ハイビスカス?)がキレイで撮ってたら店の人が中から出てきて、お互いビクッてなった。驚かせてすみません。
けど、撮影は快く許可してくれて優しい人でよかった。
今回、思い付きで太閤担に行ってみて、一人で夜の撮影に出かけてよかったと思う。
前回の夜散歩と比較してみると、
(↓前回はこちら)
明らかに光(街灯)の少ない場所での撮影だった。その中での挑戦は私なりに難しかった。それに、光をうまくとらえられていないなと、反省もする。
光と闇の世界。
私にはまだ付き合い方の難しい世界だけれど、タクゾーが共にいてくれることが心強い。