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国税庁主催日本産酒類輸出促進コンソーシアムのオンラインセミナーを終えて・・・2021.02.24

国税庁が主催する日本産酒類輸出促進コンソーシアムにて「デジタルツールや小口空輸配送を活用した日本産酒類の新しいサービスについて」と題してお話させていただきました。

当社は商社・物流・酒屋出身ではありません。残念ながら生かせるハードや流通チャネルを持ち合わせていません。それでも地域や職人の魅力を届けるために何ができるのか、酒蔵が事業として稼げるインフラであるために何ができるのか、日本酒のファンが一緒に稼げるために何ができるのかを徹底的に考えサービス設計をすすめてきました。いろんな角度から自問し反省し磨かれる・・・私にとって必要な機会でした(過去形ではなく進行形)。

考え抜いたサービスについて日本産酒類の専門家といわれる方、ご経験が豊富な方にご紹介したことがありますが、みなさん口をそろえて「そんなの無理」とおっしゃられました。そうか・・・と悩みながらまた考えました。可能性を探りました。その中で一定の形ができ、今日お伝えしました。結果的にインターネット・デジタルツール・物流方法を包括的に生かしたサービス設計になってきました。そのため参加者の方に次のことをお願いしました。それは「従来の取り組みではカバーできなかったニーズを発掘しどう対応していくのかの可能性について情報を収集するという視点からお話しを聞いてください」とお伝えしました。

地域力と職人力を世界に届けたい。

リリースまであとわずか。地中に潜り開発に専念してきましたが、地上に出てその可能性と展開をいろんな方と議論していきたいと思います。

写真は同じく講師としてお話しされたSaki Kimuraさんや事務局のJTBさんに撮っていただきました。ありがとうございました。

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コメントありがとうございます。サービスを設計される方、運営される方、管理される方は常に自社のサービスを改善するために「既存サービス」から学ぶこと生かすことは何か、「新しいサービス」に導入することは何か、日々自問をされていると思います。今日「導入する新しいサービス」は、明日には「導入した過去のサービス」。私も常にこの自問を繰り返していますが、導入時期や新しさよりも、社会的価値 / 貢献的価値 / 事業的価値 は生んでいるのか、役に立っているのかを自問しています。事業として継続していかないといけない中、自社の既存サービスが生み出している価値から次の一歩に何が生かせるのか、何を捨てるべきか。コロナ禍にあって責任者の方はこれまで経験したことがない判断を日々迫られていると思います。私もです。電子書籍サービスが導入され始めたとき、紙書籍サービスの事業者は悩まれたと思います。私は電子書籍も読みますが、電子書籍によって紙書籍でしか体験できない価値に気づき使い分けています。読書人口の増減によって書籍市場は変動しますから市場そのものが底上げしたのか縮小しているのかは分かりませんが「読む選択」は増えたと思います。日本産酒類の輸出促進について「選択の機会を増やす」「未知の需要を発掘する」ために貢献していきたいと思っております。言葉足らずで整理できておらず失礼しました。

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