子供3人を育てながら海外MBAを取得されたスーパーママ筒井さんのお話
MBAを取得した後にキャリアはどう変わっていくのか?
MBAの価値とはいったい何?
とても良く聞かれる質問です。
このような疑問をお持ちの皆さまに、少しでもお役に立てる情報を提供したいと思い、わたくし米良の周りのMBAホルダーを紹介していきたいと思います。
今回、ご紹介するのは、お子さん3人を育てながら海外MBAを取得されたスーパーママの筒井さんです。
筒井さんにお願いして、筒井さんが考えるMBAの価値についてエッセイを書いて頂きました。
お楽しみください。
・・・<ここから筒井さんのエッセイ>・・・
自己紹介
はじめまして。49期生の筒井と申します。2017年5月に入学し、2019年の6月に卒業しました。
学生時代は化学を学び、大学院では生命科学分野の研究をしていました。新卒で入社した電気メーカーでは技術者としてキャリアをスタートし、主にR&D部門で新規商品の企画開発や新規事業の事業開発に携わってきました
プライベートでは、3人の子供の母親です。
MBAを志すきっかけ
私が勤務していた電機メーカーは、自社独自の技術を核として、商品や事業を創出する戦略をとっていたため、R&D部門で技術者が戦略立案の業務に携わることも多く、若手のうちから戦略立案の業務を経験するチャンスがありました。
しかしながら、専門的な知識がないため自信を持てず、体系的に学びたいという思いをずっと持っていました。
MBAを意識したのは、入社10年頃、ライフサイエンス事業でマーケティング業務を担当していた頃です。
担当する世界初の技術を搭載した商品(計測器)が技術は評価されるものの、発売当初全く売れないという経験をした時でした。
この計測器は様々な業界で用途があるものの、業界ごとにそれぞれニーズが少しずつ異なりました。
それにもかかわらず、私たちは当時単一の商品を提供していいたため、それぞれの業界の顧客のニーズに応えらなかったことが売り上げ低迷の一因でした。
この経験から、技術開発の時点から商品の販売までを見通した事業戦略の重要性を痛感し、戦略立案やマーケティングの専門的なスキルを身に着けたいと思いMBAの取得を志しました。
入学した際には、MBAを取得することにより、経営やマーケティングに関わる専門性を得ることができると漠然と考えていたのですが、実際にMBAを取得し、私が感じるMBAの価値は入学当初に想像していた以上のものでした
以下に、私が感じるMBAの価値について簡単に触れたいと思います。MBA取得を検討している方、お子様を抱えるお母さんなどのご参考になれば幸いです。
MBAの価値
1. プログラムの価値
業務に悩み、マーケティングや、事業戦略の書籍をこれまで多数読んできましたが、本で学んだ内容を、業務に役立つレベルまで引き上げることの難しさを感じていました。
BOND-BBT MBAプログラムでは、多くの科目でグループワークを通して自分達でビジネスプランを作成するため、何度も繰り返し戦略立案のプロセスを経験することができること、そして専門家である先生からの批評をもらうことで、自然と戦略立案の型が身に付き、書籍からは学べない価値を実感しました。
そのおかげで、実務においても以前に比べ迷いが少なくなりました。
2. 学位としての価値
MBA取得後に転職をしました。
理由は、会社がライフサイエンス事業から撤退したため、自分の専門性や経験を強みとして生かせなくなったためです。
転職先は、国内のライフサイエンス企業で、海外事業のマーケティングを担当しています。
3人の子供を抱え多くの時間を業務に費やすことができない自分自身の環境や、またこれまで主に国内事業に携わってきた経歴にもかかわらず、内定を頂くことができたのは、海外MBAの学位の後押しがあってこそと思います。
3. 環境としての価値
人の考えや行動はその人が置かれている環境が形づくると私自身考えています。
MBAの取得を目指した際は、転職は全く考えていませんでしたが、大きな目標を達成し、新しいことにまたチャレンジしたいという気持ちが湧いてきました。
それは、学友達の向上心や、チャレンジ精神、そして行動力に多大な影響を受けたためです。一歩踏み出す勇気を与えてくれた、学友とBOND-BBT MBAプログラムに心から感謝しています。
・・・<ここまで筒井さんのエッセイ>・・・
さて、いかがだったでしょうか?
これからもMBA修了生のお話聞き、皆さんに有用な情報を提供できるように精進して参ります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お幸せに!