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偽情報に惑わされないために

本日1/16朝刊に載っていた「2次避難 偽情報に注意」との記事。
首相が能登半島地震を巡るXなど交流サイト(SNS)上の偽情報の拡散防止に腐心しているという内容。
中身を読んでいくと、2次避難所は行政で手配し、避難者の負担は無いにもかかわらず「『費用が掛かる』と誤認させる」情報が拡散されていて、中には有名タレントの発信もあるという。
ちょっと検索したらすぐに某有名タレントが出てきたけど、言いたいことは「某」が誰かでなく、有名人の発信だから信じたらダメ、ということ。

「誰の発信」でなく、「根拠は何か」が大事

災害時、平時を問わず、デマ情報には根拠が示されていないこと、又は根拠が曖昧・いい加減なことが多いのが特徴。示されている根拠が納得できることが、情報を信じる最低条件だと思います。
もちろん、情報によっては専門的で素人には判断しづらいものもあると思います。そういう時、例えば今回の地震のような災害時には、その情報が政府や自治体など災害復旧や国民保護に責任を持つ機関の正式な発表であるかどうか、も判断のポイントです。

安易に情報を拡散しないことも大事

今回の地震では、発災直後から「助けて」という救助を求める偽情報が氾濫し、一刻を争う救助活動の大きな妨げになったことも心に留めて置かねばと思います。
誰でも容易に発信できるようになり、情報伝達の速度が飛躍的に向上してますが、その中でこうした「ちょっとしたいたずら」の発信に善意の拡散が加わることで、本当に救助が必要な情報か否かの判断が難しくなり、結果的に救うべき命が救えないことや、それでなくとも大混乱している被災現場に追い打ちをかけることになります。
真偽の確認ができない情報を拡散(シェア)することは、一旦、我慢し控える。本当にシェアしたいのなら、元の発信に不自然なところがないか、信憑性があるか等を冷静に判断し、責任をもって「シェア」という行為をすることが重要だと思います。

結局、私たちの選択。

情報を発信する、という行為の背後には「動機」があります。
災害時のみならず、あらゆる情報・・例えば広告宣伝、選挙の訴えといったものから、昨今の話題で言えば新型コロナの感染に関わる話まで、いろんな動機と思惑、人々の関心などが入り組んでいます。
その話、本当?
しっかり考え、判断・選択することが求められます。

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