紅葉狩り2023 教林坊
先週末の紅葉狩りの第二弾は滋賀県の教林坊。
姫路から教林坊。我ながら無茶苦茶な場所のチョイスです。京都あたりで一泊して行きたかったのですが、この時期の京都やその周辺のホテルを予約することなんて到底不可能。姫路から仕方なく帰阪して、翌日滋賀県に移動しました。
ここは滋賀県内屈指の紅葉の名所です。公共交通機関を利用する場合、残念ながらアクセスが非常に困難。JR能登川駅から八日市行きバス(近江湖国バス)に乗って川並或いは石塚停留所から徒歩20分程かかります(逆ルート、近江鉄道八日市駅からJR能登川駅へ向かって行くこともできます)。
そんな苦労してようやく辿り着くことができる教林坊ですが普段は非公開。春と秋の2シーズン限定で一般公開されます。これまで新緑の季節と敷き紅葉の季節の2回訪れたことがあります。初めて訪問した時、私が一番感動したのがこの苔生す庭園でした。今回、この苔と紅葉の共演を撮りたかったのですが人が多すぎて撮影は激ムズ。ほんの一瞬だけ人が目立たないタイミングで撮ることができたのがこの一枚です。
教林坊では色彩豊かな紅葉を楽しむことができます。この風景もそういう雰囲気を表してみたく撮ってみた一枚。「何十年、いや何百年とこの景色が繰り広げられてきたのか」と思うと感慨深いですね。良い場所がないかウロウロしていたら、若いカップルに「どんな写真を撮っているのですか」と突然声を掛けられました。首から威圧感ありありのカメラをぶら下げて撮っていたから目立ってしまったのでしょうか。このお二人、この場所をどう撮ればよいのか苦戦を強いられていたようで、横でパシャパシャ撮っている私が気になったようです。
この写真を撮っている時にも、先程のカップルに声を掛けられました。「どんな写真を撮ったんですか?」と女性(彼女)に声を掛けられ写真を見せてあげると「ちょっとー何なんよこのセンス。神ってるやん!窓枠を入れるなんて思いつかんかった!」と急いで男性(彼氏)を呼びに行ってました(笑)。やって来た男性にも写真を見せてあげると「俺、ちょっと写真勉強するわ」と。そのやりとりに何か癒されました。
茅葺き屋根の上を覆う木々。教林坊のお天気もほぼ曇り。好みは色々あるかと思いますが、紅葉狩りする時は曇っている方が好きです。
こういった粋な演出も。蹲が可愛いお花で飾られていました。花の状態を見ると、定期的に入れ替えされているのかもしれませんね。
こういう赤単色の紅葉も綺麗ですね。紅葉狩りシーズン、教林坊ではライトアップも開催されています。ちょうど我々が帰り掛けた頃に点灯し出しました。あまり長居しすぎると大阪に帰ることができなくなる。ライトアップ撮影は断念しました。
さてこの後ですが、元来た道を辿って石塚バス停から近江鉄道八日市駅に向かい、通称「ガチャコン」に揺られて近江八幡から京都方面に戻りました。しかし、色々あって何故か再び姫路方面へ・・・。次なる目的地は書写山円教寺です。