紅葉狩り2023 書写山圓教寺
紅葉狩り3日目は再び姫路で。
同行者さんのリクエストにより書写山圓教寺へ行きました。書写山は姫路市内から神姫バスで30分程度のところにあります。バスで行けるのは山麓まで。圓教寺は書写山の山頂にありロープウェイで登ります。
書写山圓教寺は西国三十三ヶ所札所の第二十七番目。10世紀後半に創建された天台宗のお寺です。兵庫県内、いや姫路エリアでは屈指の紅葉の名所です。
ロープウェイで山頂まで登ると徒歩移動とバス移動に分かれます。ロープウェイ駅から圓教寺の中心施設である摩尼殿まで結構な距離があるのです。それに、山頂に着いた時小雨が降っていました。バスの運賃は往復500円だったので、お天気のこともあり今回はバスを利用することにしました。写真は摩尼殿の様子。見事としか言いようがありません。
摩尼殿の舞台から撮影した紅葉の様子。すごい色。今年は例年以上の異常気象で紅葉の色付き具合が心配でしたが、そんな心配は杞憂に終わりましたね。
摩尼殿の舞台より。もの凄い人気スポットで常に人でごった返していましたが、奇跡的に無人の瞬間がやって来ました。この瞬間を逃すまいと慌てて撮影したら絞り設定を間違えました。この摩尼殿の名付け親は後白河法皇だそうです。
圓教寺の境内はとても広く、東谷、中谷、西谷に分かれます。この西谷の食堂は色々な映画のロケ地になったそうで、私は見たことはないのですが「ラストサムライ」という映画のロケ地にもなったそうです。
食堂の内部はちょっとした展示室になっています。しかし、ここからの眺めも最高でした。食堂に着いた時も小雨がパラついており、観光客の姿もまばらでゆっくり拝観することができました。
この建物が何か、後で調べてみたら姫路城城主本多家廟屋らしい。ここにも見事な真っ赤な紅葉が!
圓教寺はとにかく広い。食堂や常行堂のすぐ近くにある鐘楼。鐘楼近くにあった赤い紅葉もこれまた見事。この近くにお手洗いがあり、あまりの寒さに駆け込みましたが虫がうじゃうじゃ。
極寒の常行堂で写経で心のお掃除をし、身体が冷え切ってしまったので再び摩尼殿まで戻って来ました。摩尼殿は上からではなくて中腹あたりから撮っても迫力があります。
今度は摩尼殿の下側から撮影。右側は舞台を支えている構造物。この摩尼殿ですが旧堂は大正時代に消失しており、今のお堂は昭和初期に再建されたものなのだそうです。
この時点で午後3時前。着いたのが正午過ぎだったから2時間以上滞在していたことになります。まだ見ていない場所もありましたが、あまりにも身体が冷え切っていたので下山することに。2023年の三日間に及ぶ紅葉狩りもこれにて終了。まだまだこれから色付くところもある筈なので、もう少し今年度の紅葉狩りを楽しめたらいいですね。