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料理レシピ本を愚直にやってみた

この文章で書きたいこと

* 育休を控え自分の料理スキルが枯渇することへ対応が必要
* 「料理のレシピ本を片っ端からやる」をやってみた
* レシピ + 調味料の幅が広がり良かった(少しだけ心折れそうだった)

プロローグ

人というものはご飯を食べないと割と死にやすくなります、ですので私も例に漏れずご飯を日々食べていっています。
自炊...自分でご飯を作るということを思い返すと始まりは小学校の「ごはんをたく、味噌汁を作る、スクランブルエッグをつくる」という家庭科の授業にまで遡る気がします。

実家・一人暮らし・同棲・結婚を経て、料理スキルは

* ご飯炊ける
* 味噌汁を始めスープ作れる
* 野菜炒め・カレー・オムライスとかとかそんぐらいのものは作れる
* ペペロンチーノだけやたらレベル上げした

という感じで、一人暮らしする分には困りはしないぐらいですが、毎日ご飯を作るには全然心もとないという感じだなーと思ってました。
そして、この度第2子の育休に伴いこれ料理ってやつに向き合わないとだめなのでは?ということで対策と実践をやってみました。その記録です。

対策

というわけで料理に関してはいくつか課題があるなと感じていました。

課題
* もともと冷蔵庫に残っているものを何とかするタイプなのでちゃんとした名前のある料理が作れない
* 作れる料理の数がないのでなんか似たような味のものしか作れない
* 毎朝・昼・晩作るには圧倒的引き出し不足
* レシピサイトでインスタントにやった料理は調味料等の分量が体に染み付いてないので再度レシピサイト見ないと再現できない 

これまでは平日の朝は各自でご飯を食べていたし、昼と休日の夜を担当しいたため、週7食程度バリエーションが出せればなんとかなったんですが、雑に考えても 7日間 × 昼夜2食 で 2倍 のスキルを身に着けないと立ち行かないわけです。加えて、約2歳児(卵アレルギー持ち) のご飯も考慮しなければいけないため複雑度は更に増します。

とにかくレパートリーを増やさなければいけない。

施策
というわけで施策なのですが、レパートリーを増やすのがよさそうということになりました。そこで買った本がこちらです。

いくつか立ち読みしてみたんですが以下の理由でこれを選びました。

* 食材・調味料が入手困難じゃなくて割と家にありそう
* 主菜と副菜が別れている
* 自分が食べたい感じのものが割と多めだった

立ち読みと言いつつkindle版を買ったんですが、メリデメあると思うんですが料理中にバックライトが消えてつけ直すのがめんどくさいというのはあったんですが、買い物の時に携帯のkindleアプリで食材の確認ができたり、料理のときはipadで手順のところを拡大しておけるので遠くからもレシピが読めるとかそういうメリットは有りました。

この本を購入し、片っ端から料理を作っていこう(主菜の27品)というのを今年の2月くらいから毎週1つずつやっていってみました。

実践

この本は主菜がお肉料理だけだったんですが、豚・鶏・牛とレシピが別れていて前週使った豚こまを冷凍しておいて翌週使うとかできてよかったです。しかしながら、毎週本のものから作るという縛りは時にスパゲッティたべたいんだけどな...という気持ちに打ち勝つ必要があり中々ハードな日もありました。

卵料理があるときなどは、親の料理を作りつつ、食材をそこから取り分けて卵を除去した上でアレンジ料理をするなど料理を作る前の戦略建てみたいなものも意識しながらやっていた気がします。

以下に、この期間作ったもので記録を残しているものを...

週イチだと結構期間がかかるので後半休みの日の夜は本のレシピというかんじでした。

この本はとにかくレシピがかんたんでした。ステップ数が多くなくてながくても30分ぐらいあればできちゃうものばかりでした。長いのはだいたい煮込み料理なので、その間にもう一品作ったりできる。料理経験がなくてもステップ通りできれば問題なさそうです。

どこかの料理で食材の欄に「だし汁100ml」と書いてあって「だし汁という食材???」と思ったりしたんですが、このへんはGoogleで「だし汁 作り方」で検索すればだいたい出てくるので問題ないです。

献立思考生活
2週間ぐらい料理をしていると、明日明後日の献立どうするかねーというのを昼夜で4つぐらい考えながら毎日を過ごすことになります。そうすると数日起きに行く買い物で、だんだん何買ったらいいか考えるのがめんどくさくなってきます。

これ、献立が決まっていればそれが制約となって勝手に買い物が決まるんですよね。ですが献立を決めるというのもまたフリーダムでして何かしら制約を設けないと思考リソースばかにならないぞと思ってたりしました。

そこで以下のものを家用notionにちょっと作ってみました。

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これなにがしたいかというと、1週間で作る料理に拘束を加えることで、思考の幅を狭めて作るものを決めるスピードを上げたいという取り組みです。具体的には、「今日は木曜日だから丼ものか、親子丼にしよう」みたいなやつです。これがあると今日はさることながら、買い物をするときはだいたい2,3日先のことを考えながらするので買い物をするときには「今日は木曜日だから、親子丼と金曜日の魚は鮭にして土曜日は豚肉と野菜の炒めものにするから、この辺の食材買っておくか」みたいな、意思決定するまでの思考がスムーズに流れてゆくのです(※私は)。
ときにはこのフレームからそれたいときもあるので、それは心に従います。あくまで制約なので破る覚悟があれば問題ないのです(逆に食べたいものが決まってるから買い物とかは楽)。

この表のいいところは、家事が大変な日曜日の翌日は「出来合いのもの」で週イチで楽をしていこうという甘えを内包しているところです。

考察

だいたい2月から7月くらいの間で上記の取り組みをやってみたので良かったこととかをかんたんにまとめます。良かったことはたくさんありました。

良かったこと
* 単純に取り扱えるレシピが増えた
* 作ったものが美味しかった
* 今まで使ってこなかった食材・調味料がたくさんあった
 * とくにお酒・みりん・オイスターソースなど使い所がよくわからなかったものが、意外と汎用的に味の層を埋めるのに丁度いいということに気づけたのが良かった
* 揚げる・煮込むなどの調理に挑戦できた
* この期間が妻の家事難易度が上がっていくタイミングと重なってたのでちょうど妻の負荷軽減にもなった
* だし汁など料理用語の暗黙知を知るきっかけになった

悩ましかったこと
* 縛りを入れていたので、作りたいものと食べたいものが違う時があった
* 料理を楽しむというか目標達成(メインレシピ全部作る)の方に重きが置かれたので修行という感じだった
* 後半、飽きた
* 魚料理しりたい

ということで総じて取り組んでよかったです。
料理をすることは、買い物を考えてする + 料理をする + 片付けをする ということの繰り返しなので、買い物の仕方も含めて少し構造的に買い物をする→翌週や余った食材で平日何を作るかまで考えて頭を使えるようになったり何かと良かった気がします。 

この体験を通して、育休中の1ヶ月半ぐらいは全料理を担当したためまじで料理のレシピ増やしておいてよかった気がします。いくつか料理を作り続けていると取り組んでいる本の「手癖」みたいなものが少しだけ見えてきたりして、だんだん本を見なくても「ここはみりんおおさじ2だろう」とかがわかってきて自作料理にも還元されていてすごくやってよかったです。

課題改善はできた気がする!

エピローグ

次のレシピ本を実は探しておりまして、今度はカツ丼とかミネストローネとか名前で通じる料理を作ることとか、ずっと写真を撮っていたので写真映えする器が欲しくなったり、努力の副作用が来ている昨今です。会社の人(セールスの人)がインスタのストーリーで美味しそうな料理ばっかりあげているので今度ぜひ話を聞きたい。

終わりです。基礎練習大事。

あと、世の中のお父さん・お母さんはこれを普通にやっていらっしゃるということなので本当リスペクトです。ブラボー。

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