父1年目の記録 + 付録(父的にあってよかったもの)
子供が1歳を過ぎました。
1週間、1ヶ月、3ヶ月...と乗り越えて一年。
またひとつほっと胸をなでおろした昨今なのですが、1年過ぎたということでひとつまとめみたいなものを前回に引き続き「父目線」で簡単に書いてみようと思います。お子さんや環境によって状況は様々なのであくまで事例の1つとして咀嚼いただけますと幸いです。
前回の記事↓
前提
- 私:WEBサービスの会社でエンジニア
- 1986年生まれ夫婦(33歳)
- 妻の親と同居(現在は引っ越して3人ぐらし)
- 義父母が育児に積極的に関わってくれている、特に義母には負担をかけてしまっている(圧倒的感謝)
1年の概要
まずめちゃくちゃ概要です。多分いろいろなことがあったんですが、結構記憶が欠落していてみてねとかを振り返りながら書いてます。
だいたいこんな感じでした。
08月
* 生まれる
* てんやわんや
* なにするにも不安
* 妻、満身創痍。
09月
* 日々のリズムが少しだけできてとりあえず一ヶ月やり過ごせたという安堵感。
* 妻、回復し始める。
* 親戚・妻の友達が遊びにきはじめる
* 背中スイッチが発動し続ける
10月
* 毎日散歩に行くようになる
* 首が持ち上がるようになる
* 妻、手首壊す
11月:
* 首がすわる
* お食い初め
* 妻、手首治らない
* 多分このへんで寝返りをうってる
12月:
* 妻、手首治らない
* 電車に初めて一緒に乗る
* ベビーカーで遠く行くの色々と大変なんだなーを知る、ちょっとした階段とか。
* 添い乳をするためベビーベッドから大人ベッドで一緒に寝るようになる
* ベビーベッドが物置になる
01月:
* 妻、手首治らない
* 哺乳瓶を自分で持つようになる
02月:
* 妻、手首治らない
* しっかり一人で座れるようになる
* 離乳食開始
03月:
* 妻、手首治らない
* 妻にお母さん友達ができて交流がさかんになる
* COVID-19本格化し外出できなくなる
* 仕事は前提リモートワークに切り変わる
04月:
* 妻、手首治りはじめる
* 引っ越しを検討するも一旦保留
* 多分このあたりで夜起きるのが1回くらいになる
* おそらくこのへんで突発性発疹にかかる
05月:
* 妻、手首が通常利用可能になる
* 夜間断乳を開始
* おかあさんといっしょに子供がはまりはじめる
* (私:あつこお姉さんが何歳か気になる)
06月:
* よく動くようになって顔がだんだんシュッとし始める
* 歩行器を借りたので使い始める
* 体によじ登って立ちたそうな足プルプルをみせ始める
07月:
* 引っ越しをほぼほぼ私単独ですすめる(外出リスクを下げる、妻との分担)
* 急にハイハイするようになる
* 捕まり立ちができるようになる
※すべての項目に かわいくてしょうがない が入っていますが、くどいの省略しております。
で、月ごとの大変さを雑にipadで書いてみたんですが、横線が月数(0ヶ月目から12ヶ月目)で、横線の上にいくほど大変じゃない。下に行くほど大変という図です。大変の定義は特にないので気分的なものです。
大変じゃない時期がなかったっていう。笑うしかないっすね。
「大変じゃない時期がない」って書くと「育児ってやっぱ辛いんだね」と伝わってしまうかもしれないんですが、ニュアンスが違うなと思っていてどちらかというと「大変軸でいうと線の下にあるけど、幸福度とか楽しさで言うとバリバリ線の上」っていう感じが正しそうです。
ただし、体感で夜泣きの時期は除くが入ります。夜泣きの時期はちょっときつかった。
フェーズ
振り返ってみて無理やりフェーズ分けをしてみると
- 生まれたて(1~1.5ヶ月)
- 首座るまで(~3,4ヶ月)
- 夜泣き(差し込みプロジェクト)
- ちょっと精神的負担減る(離乳食まで)
- 離乳食以降
という感じがあるなと思いました。
生まれたて
この時期はただただ不安と戦いながら、正しい情報にいかに向き合うかと言うのが大事だったとおもいます。現象がそもそもよくわからないので、その意味を正しく把握するのが大事でした。あまりにも存在が弱々しいため心配になってしまいますが、私の父の「赤ちゃんは意外と丈夫だから大丈夫」という言葉の通り、繊細に見つつもどこかで楽天的で有るべきだろうなと感じています。
- 主な父の役割
- ミルク作る・あげる
- 抱っこで寝かす
- お風呂入れる
- おむつ変える
ベビーベッド置くと起きる(背中スイッチ)のが3時間とか続いたときはきつかったな。
首座るまで
散歩とかするようになるんですが、だいたい散歩の途中で寝てしまうので妻といろいろなことをしゃべるながら歩いていることが多かった気がする。抱っこひもでもまだ軽いので全然負荷がなかった。
自分で動けなかったりするので寝てる間とかは結構いろいろなことができた気がします。本音を言うとあんまりこのあたりの記憶がないのですよね。
まだまだ弱々しい存在で腕が折れてしまわないか、首が変な曲がり方しないかとかそんなことを気にしながらやっていたように思います。
- 主な父の役割
- ミルク作る・あげる
- 抱っこで寝かす
- お風呂入れる
- おむつ変える
あんまり変わらず。背中スイッチも。ただ一時期一回寝ると朝まで起きなかったのもこの時期はあってその時はめっちゃ寝れました。
夜泣き
ここが一番しんどくて、2ヶ月位ずっと2時間おきに起きる生活をしていました。私も子供が泣くと起きる方の人間だったみたいで、妻と交代交代で寝かしつけをやっていた記憶です。
この時期に一番「くっそ、おれからおっぱいが出れば...」と素直な気持ちで思いました。母のおっぱいは本当に最強すぎると思う。
あんまり泣き止まないので、ギターを引くと泣き止むという謎現象もあってそれはそれで今思い出すとおもしろい(当時は辛かった)。
こればっかりはいつかは必ず終わるからそういう時期なんだなと思って強い気持ちで向き合うしかないなと感じている。過ぎたら辛さを忘れてるからね、人間は強い。
ちょっと精神的負担減る(離乳食まで)
安定期というわけではないんですが、ちょうど首が座ってきたあたりくらいで子供も声を出して笑ったり表情が少しずつ増えてきたり、自分たちも行動範囲が少しずつ広がり始めた時期でした。
お子も新しい難題を私たちに突きつけてくるわけではなかった時期だったので、私たちの適応が進みちょっとだけ精神的な負担が減った時期だなと感じました。
- 主な父の役割
- ミルク作る・あげる
- 抱っこで寝かす
- お風呂入れる
- おむつ変える
子供の体重が増えてきて妻の手首が崩壊しましてこの頃から夜抱っこして寝かせるのはほぼほぼ私の仕事になりました(抱っこは現在も私の役割として続いている)。しかしながらまだこのときは全然軽かったなと今になって思うのです(今は約10kg)。
あんまり記憶が定かじゃないんですが、義父母がいるので話し相手がいる分まだ良いかとは思いつつも妻の一人の時間がどうしても無くなってしまうというのがあり、何回か休みの日に私一人で子供をみて妻にでかけてきてもらうみたいなことをやるようにしていました。
離乳食以降
離乳食がはじまるとだんだん乳幼児から幼児にシフトしつつあるのが目に見えて感じられました。発する声や表情がどんどん豊かになっていく。幸いお子は口に入るものにあまり疑いを持たないタイプだったので離乳食の導入は凄く苦労したということはなく進みました。
最近になると特定条件でイヤイヤが発生するんですが、それもまぁいとをかしっていう感じで付き合いつつなんとか完食をするように頑張ってます。
最近口に入ったものを出して、床に投げつけて笑ってたり。口に運ぼうとしたスプーンを手で払われたり、一瞬殺気が出ちゃいそうになるんですが「あぁすごい!嫌って気持ちが行動に出せるようになったんだね!」という殺意の波動に目覚めそうになるのを瞬時に抑え成長を祝うという切り替えワークを楽しんでいます 笑
- 主な父の役割
- ミルク作る・あげる
- 離乳食朝担当(平日)・休日はできる方がやる
- 抱っこで寝かす
- お風呂入れる
- おむつ変える
仕事の都合上、離乳食を作るとかがあんまりできないのでそこは妻にガッツリ持ってもらってるのでものすごくありがたい。
1年に近づいてきたタイミングで急にハイハイするようになったりだとか、つかまり立ちを自分でするようになったりだとか成長著しく、笑うときも若干笑う理由に構造的だったりロジカルなものが垣間見えたりしてきてひたすらにかわいい。
COVID-19の影響
私たちはちょうど2月後半くらいから影響を受け始めました。
仕事のほうが動きが早く、緊急事態宣言がでる結構前から独自にリモートを基本とした働き方に変化しました。
なので仕事的には自宅に仕事が進められる環境を整える必要があり仕事をする上では制約もかかるため難易度が上がる場面も有りました。
幸いにして義父母が居ていただけることで、仕事時間中はほぼ隔離させてもらって取り組むことができました。妻も一人じゃないので色々こなしたり休ませてもらっておりその点もとても安心でした。
育児の部分では、やっと行動範囲が広がってきたところに外出できないという事象が発生してしまい、一番は妻の精神バランスを気にした気がしています。
子供にとっても色々刺激を与えてあげるべきなのではないかということもあるとは思いますが、まだ病気の全容がわからないこと、いわゆる3密を避けた散歩などであれば、日光を浴びたりできるためそこはウイルスが落ち着いたあとにたくさん楽しんでもらうことにしたいと感じています。
もう一つは、義父母への影響について考えていました。
今回のウイルスが高齢者の人ほど重症化しやすいという傾向が出ておりもし家庭内で私や妻、お子が感染するとほぼほぼ義父母にかかってしまうリスクが有りました。
そうでなくてもこれから保育園に通わせようとしていることを鑑みると、いろいろな病気と接する機会が増えることが容易に想像できたためこのタイミングで引っ越して家から出るという決断をしました(現在は引っ越し済み)
生まれてちょうど1年
生まれてちょうど1年の8月に引っ越しをしまして、今3人で新しい家で暮らしています。
この1年間は義父母や周りの人にたくさん助けてもらい、自分たちも助け合いながらなんとか我が子をかわいいと感じられつづけられるくらいに過ごしていくことができました。これはめちゃめちゃありがたいことだと思います。
会社がリモートしやすかったり、フレックス12-16時で融通が聞きやすかったり、育児にとても配慮頂ける環境っていうのもすごい大きくて、つくづく運がいいなと感じる。
一般的に育児が可愛くないと感じてしまうぐらい必ず大変であるかは定かじゃないですが、私個人としては努めて楽天家を気取るなど精神的な鍛錬が必要だった一年だと感じています。(余談ですが、妹は私の2ヶ月前に双子をうんでおり、素直に可愛さを感じられたのが最近だったという話をしていました。双子の育児創造に絶するものがありますね...)
一方で、3人で暮らし始めた今が私たちの本当のスタートという認識を妻と幾度となく重ねておりこの一年に感謝しつつ次の一年に向けてまた頑張っていきたいと思います。
前回と同様、父目線の育児の記事というものをあまり見かけないため、いいタイミングだったことと最近社内にお子さんが生まれた同僚がたくさんいるため体験談の1つとしてお読みいただけるといいかなと思って文字を打ち込んでみました。お子さんや環境によって状況は様々なのであくまで事例の1つとして咀嚼いただけますと幸いです。
それでは最後に付録の方を残して終わりたいと思います。簡単に書くはずがまぁまぁな長さになってしまった。ここまでお読みいただきありがとうございます。
* * *
付録
この1年くらしていて本当あってよかったものをいくつか厳選してご紹介
Yodobashi.com & amazon
おむつ・おしりふき・お米・水・粉ミルク 何でもかんでも↑の2つで頼みまくりました。
特にコロナ以降下手に外出ができなくなったのでその勢いは加速するばかりでした。
特に市内にヨドバシがある地域だと、配送がめちゃくちゃ早い。配送業者さんにめちゃめちゃ感謝です。
おむつ
多分結局何でもいいと思うんですが、3つくらい試して「はだへのいちばん」シリーズに落ち着きました。ちょっと割高っぽいんですが、精神的な負担が多い時期なので少しでもストレスが減るなら良い選択だった気がします。でも多分他のおむつでも大差ないです。とにかく数がいる。
抱っこひも
エルゴとコニーの両方を使っていました。
私は不安だったので、がっちりしているエルゴの方を多く使ってたんですが、コニーはコニーでまだ月齢が少ないタイミングの寝かしつけにめちゃくちゃ大活躍してくれてました。
たぶんこれ。
授乳クッション
使ってるのはこれではないんですが、これいまでもめちゃくちゃ重宝してる。授乳だけじゃなくて足の上で寝かせるときとかこれがなかったら死んでた。
バウンサー
バウンサーも1人で座るようになるまでめちゃくちゃ重宝してました。
バウンサーに寝かせておいて、料理をしている姿が見える状態にしておけば踊りながら昼ごはんをするだけで子供が飽きないのでワンオペの日でも無事にスパゲッティを作って食べることが可能です。その用途をかなりエッジケースだと思いますが。
哺乳瓶
なんだかよくわからなかったんだけど、お子は母乳実感しか哺乳瓶で飲まなかった。病院で一番最初にもらっていたのがこれだったからなのかわからないけれども、とにかくこれしか飲まなかった。お好みがあるのですね。吸うところが特に大事らしい。
絵本
こども絶対意味わかってないのに絵本すごく好き。泣いているときも泣き止んだり4回ぐらい同じお話を読ませられ続けたりする。
お子はいかがお好きなようです。
かわいいもの
たくさんいただきものをしたり、妻も自分で買い揃えたりしていたんですが子供に着せるものとかおもちゃとか子供が喜ぶからという面もあるかなとおもってたんですけど、どちらかというと子供が生まれて親が入れ込むのもわかるという気持ちでした。
コスパだけ考えればすぐにサイズアウトする服とかそんなに拘る必要がないんじゃないかと思っているんですが、そうじゃなくて妻の心の栄養のために今はとっても大事だなと思っています。
他
あとはいろいろ
- ベビーベッド
- 寝転がって上にぶらさがってるやつがついているやつ
- よだれかけ大量に必要
- ベビーバス
とかとか暇がないのですが、あかちゃん自体に好みがあるっぽくて、全く使ってくれなかったり、使ってもすぐ要らなくなったりだったりするので、もし可能だったら流用できるものは知り合い同士で赤ちゃんのものの流通圏をつくって使いまわしまくるのがめっちゃ良いんじゃないかなと思いました。
ベビーカー2台とかベビーベッドとかバウンサーとかただで頂いてしかもめちゃくちゃ重宝してしまったので、このへんは本当にありがとうございましたしかない。
みてね
だれですか!こんな最高のサービスを!この世の中に放っているのは!無料で使ってしまっていてすみません!アルバムとかは定期的に作っているので許してください!おじいちゃん、おばあちゃん大喜びです。写真を貯めると自動で親孝行!
ぴよログ
だれですか!こんな最高のサービスを!この世の中に放っているのは!無料で使ってしまっていてすみません!病院でもらった育児記録のノートが半年で終わってしまってさてどうしたものかと途方に暮れていた私たちへの一筋の光。というか入力に関して気がききすぎてて、普通に開発者としてこれ中の人実体験ベースで改善してるな?!(ちがうかも)というのがありありと伝わるめちゃめちゃいいサービスでした!
http://piyolog.mystrikingly.com/
以上になります!
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2020/09/09 16:39 追記
妻の手首を心配する声をやたらコメントもらうのなんでなんだろうと思って文章を読み直したら10ヶ月ぐらいで治ったことを書いてなかったせいだとわかったので追記しました!