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大学受験から人生の選択まで、最善の道とは…

最近はやはり年のせいか、マルチタスクができなくなってきて、
家事をこなしながら、一日一つ、仕事を片づけるが精一杯となってきました。
言い訳かもしれないけど、夜になって「さぁnoteを書こう」という余力が全くなくて、ずーっと書けなかったのが理由。

でも書き残しておきたかったのは、長男の大学受験のこと。

大学選びは人生の分岐点の一つ

入試時の東京ホテル連泊は、東京~家の往復が何度もあって、歩きまわって疲れたけど、一緒に過ごしたいい思い出になった。

受験の結果はというと、希望の大学は残念ながら不合格だったけど、一校合格がありました。
親としては「合格できて良かったね~♪」と喜んでいたのですが、
本人はというと、第一志望、第二志望・・・不合格で敗北感しかなく、嬉しくなかったようです。

なので、合格校をキープしつつ、3月の後期の試験まで挑戦したのでした。
しかし結果は、不合格 💧💧
本人はまだあきらめたくない。もしかしたら補欠合格の可能性もある。

親はというと、彼の気持ちを尊重して、だまって見守っていたものの、
3月中旬となり、4月入学の準備もできず、あせる心を抑えていた。
そしてある時点で
「気持ちを切り替えて、入学の準備を進めよう」と背中を押した。

選択は、入学か浪人か

彼の気持ちが晴れていないのは、顔を見ればわかった。
親のことを考えれば、入学した方がいい。
でも心は行きたくないと思ってる。

「浪人させてほしい」と言えずにいることも、顔を見ればわかるよ。
だって親だもん!わかっていたけど、私も黙ってる。

親だって、頭の中はぐるぐる。。。
彼にとって、最善の道はどの道なのか?

たとえいろんな迷いがあったとしても、新しい環境に一歩踏み出せば、
新しい出会いや生活、学びのなかで、楽しいことが待っているかもしれない。「行って良かった!」と思えるかもしれない。

いや、いや・・・

「やっぱり、行かなければよかった。」と一人暮らしをいいことに、
ろくに大学にも行かず、バイトや仮面浪人になってしまうかもしれない。

いや、いや・・・

浪人したからって、来年がコロナがどうなっているか?
どんな世の中になっているか、わからないし。
入試当日に、アクシデントがあるかもしれない。
行ける大学があるのに、本当に入学辞退してしまっていいのか?
それって、もったいなくない??

「あの時、こうすればよかった。」そんな後悔だけはしたくない。
だから、悩んで、悩んで、親も一緒にとことん悩みました。

家族みんなが、納得する選択は?

夫は「入学した方がいい。」と本人を説得に走り。
私は「最終的には彼が決めること」と言いながらも、
心では気持ちよく「大学行くよ~!」と言ってほしいと思ってる。
浪人を選択したら、心のどこかで「残念な結果」と思ってる。

そこで気がついた! 問題は私自身だったんだ!

彼にとって最善の選択をと言いながら、
私の中で「入学すること」が彼にとって最善と決めつけている。
彼を苦しめてるのは、“ 私なんだ ”  と気がついたんです。

私の中で彼が、入学を選択しても、浪人を選択しても、どちらを選択しても「あなたが選んだ道だから、それが最善の道」
そう心から応援できる私になることが、今回の私の宿題だったのです。

大学といっても、どこでも良いわけではなくて、
現実、どこの大学を卒業したかは、一生ついて回るもの。
彼が、自分の卒業した大学に誇りを持てず、コンプレックスとなってしまったら、大切な4年間が無駄になってしまう。
彼に、そんな悲しい想いをさせてはいけない。だから・・・

「あなたの人生だから、あなたが自信をもって歩いて行ける道を選択していいんだよ。どんな選択でも、お母さんは応援するから。」

そう言ってあげることができた。

入学を選択するなら、彼が晴れやかな気持ちで、新たなスタートとして入学式を迎えてほしい。
浪人を選択するなら、彼が望む大学で、何を学びたいのか、どんなビジョンを描いているのか、どんな自分になりたいのか、をしっかり考えて伝えてほしい。そう伝えました。

子を通して親は成長できる

この受験を通して、私は彼に本当に感謝している。
未来のことはわからない。でも必ず良い方向へ行くと信じる心が大切。
未来はわからないから不安が先に立って、私の心の中の無意識に、自分の基準で「こうあるべき」という答えをだそうとしていた。
大切なものを見落としていたことに気づくことができた。
心のうろこが、取れた感じ(笑)

今、彼は来年の入試を目指し、毎日頑張って勉強しています (?_?)! 
家族みんなが納得の選択でした。
そして1日1日一緒に過ごす時間が、家族とっても貴重で、家族4人で食卓を囲んでいる時間は、まるでご褒美のひと時のように感じます。
大学入学してたら3人の食卓だったのか~と思うと、今をけっこう楽しんでいます。

親は、何があっても子供の幸せを願うことが一番で、私ももれなくです。
彼に、浪人してるんだから、有名どころの大学に行ってほしいとか、そんなこと全然思ってなくて。彼が望む大学だって、本当に良い大学かなんて、行ってみなければわからない。

だから、私の願いは、
彼が、4年間どんなことも楽しく学び、経験し、生涯の友と良き人との出会い、自分の使命を見つけられる、この大学に行って本当に良かったと、心から思える大学への道が開かれることを、節に祈るのであります。

どうか願いが、叶いますように・・・

かしこ

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