05.思春期はホルモンのしわざ
高校1年生と3年生の息子達、ここ1年位前からとても仲が良くなった。
今日も一緒に風呂に入って、(ジップロックに携帯いれて)風呂の中でゲーム談義。ペチャクチャおしゃべりしている。
今、仲良く落ち着いているのをみていると、少し前のバトル気質は、やっぱりホルモンが関係しているのかな~とも思う。
それまでの彼らは、ほんのささいなことで、ケンカばかりだった。
兄弟だと遠慮なくて、仲良くしたいのに、命令形になって衝突し、お互いに言いたい事いって収まりがつかなくなる。
口だけでなく手や足も出て、男子二人のつかみ合いの大ゲンカに。
黙ってみてられず割って入って、筋肉痛になるほど、私も体張ってました。
ある時は、またケンカが始まり、もううんざりして「お母さんは出ていくー!」と家を飛び出し、コメダ珈琲で夜11時の閉店までぼーっと過ごしたこともあった。あやまってきたので帰りましたが…
ある時は、止めに入ったはずの夫も一緒になって炎上し、男3人のバトルが始まった!
「いい加減にしろ~」と叫んでも、私の叫びなんて全然届かない。
次男が過呼吸みたいになって、やっぱり体張って守ってやっと阻止した。
こんなことがしょっちゅうで、なぜうちの男たちは(息子2人と夫)は、すぐケンカになるんだろう。ほんとに私の悩みのひとつでもあった。
その頃の夫も、やたらに怒ってばかりで、子供達にも「勉強しろ!」ばかり言って「○○しろ!!」と命令形の連呼。夫が仕事から帰ってくると、空気がピキーンとトゲトゲ痛々しくなるのでした。
今は落ち着いているので、あれは男性の更年期だったのかな、ちょうどそんな年齢でした。
思春期は、気持ちが不安定になり、イライラ、モヤモヤ、本人でも理解できないらしい。
自立と不安と依存のトライアングルをぐるぐるとまわって、その収まりきれない感情が言動、行動に出てしまうようです。
だから、ふがいない言葉をかけられたときは
「これはホルモンのせいだな」
とその言葉を言葉通りに受けとらずに、変換して受け止めるようにしていました。
①「うるせーんだよ」 変換→ 「好きなようにやらせて」
②「黙ってろよ」 変換→ 「見守ってくれ」
③ 無視 変換→ 「信じて待ってくれ」
といった具合に、言葉通りに受け取らないことで、余計な衝突はなくなります。衝突して家の空気が悪くならないように「母は空気清浄器」と自分に言い聞かせてた。思わず言葉に反応して言い合いになることもあったけど、彼らの居心地が悪くならないように、後に引きずらないようにしていた。
心地よいコミュニケーションがとれないと、親としては大変つらいものです。はれ物に触るようになりがちですが「何がおこってもドーンと受け止めるよ!」という気持ちでいて、普通に過ごすことが一番いいと思います。
思春期の反応は、ごくあたり前の反応と理解して、冷静に見守ることで、嵐の時期は必ず過ぎていく。
今の息子達をみていると「大人になったなぁ~」と、あの嵐のような日があったことを懐かしく思い出していました。
ああ~今日は台風で、外は雨と風の大荒れ模様です (^-^;
かしこ
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