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『忍耐』は『負けない心』『あきらめない心』の異名

ある女性のがんを乗り越えた体験記を目にして、
その方の座右の銘が『忍耐』だったので、とても興味深かった。

『忍耐』というと、耐え忍ぶ、我慢するみたいに、ちょっとネガティブに捉えがちじゃないですか。
こう感じるのは日本の国民性の様な気がしますが。過去の歴史から考えると、国民は自分を犠牲にして耐えてきた節があるからね。
でも本来の『忍耐』は、生き抜く力であり、強い意志を貫く力のように思います。

「強みの育て方」に書かれてる『忍耐』はこれ⬇️

忍耐とは、始めたら継続していくこと、障壁や障害が生じても頑張って最後までやり遂げる事です。・・・・
何か問題が起こったり、辛いことが起こったり、ひどいと思うことが起こったとしても、それは「間違い」ではなく、目標に到達するためのプロセスの一部に過ぎません。忍耐力を発揮するにはそう考えるのが大切だと思っています。

「強みの育て方」松村亜里監修

座右の銘が『忍耐』というその方は
還暦を迎え、これから夫と旅行に行こうと思った矢先に、
大腸がんが見つかり、抗がん剤、手術から三年後に、肺に転移の宣告。
手術に二度目の抗がん剤、辛くて苦しくて、希望を失いかけたが、
「絶対に負けない」と乗り越えた一か月後、肝臓に転移が見つかる。
何度も繰り返される手術の怖さに「立ち向かう勇気をください」と絶対に負けるわけにはいかない。
「がんとの闘いはこれで終わらせる」と覚悟を決めて、抗がん剤、手術に臨んだ。
自分一人で闘うのではない、そばには支えて応援してくれる人がいる。その人達のためにも闘うと。
何度も襲い来る試練に揺らぎながらも、決して「負けない」と立ち上がる生き方に、人は勇気をもらえると感じた。
自分に置き換えて、自分も乗り越えていけるという力をもらえるんだろう。

『忍耐』とは、『負けない心』『あきらめない心』の異名ではないかな。
『忍耐力』と『希望』をかけ合わせたら、何があっても大丈夫と思えるだろうな。もっと高めていこうと思った!

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今回「ポジティブ心理学コーチング講座」の学びの中で、
レジリエンス(逆境を乗り越える力)は誰でも持っているデフォルトだ、とあった。
特別な人が持っているものではなく、
誰でも持ってるって、私も、もちろんあなたも。

そして、ベネフィットファインディングやPTG (逆境から意味を見出し、少しでも良かったことや気づき得て成長する) を見いだすことができたとき、全てに感謝する心や、生きる力が増していく。
逆境は、決して悪いものではないんですね。

そしてコーチは、相手の中にある乗り越える力とポジティブに転換していく力を信じて疑わず。

自分を信じることで、相手を信じられるから、
ただ受け止めて、寄り添うことができるコーチでありたい。

過去の経験や試練があったから、今の自分がある。
人にとって逆境の形はさまざまだけど、
事故、災害、病気、仕事、人間関係も、
何があっても逃げずに向き合って、
「勝つ」ことより「負けない」人生を歩んでいきたい。

かしこ

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