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(後編)クラファン期間中の自分たちの動き

前編では、自分達の動きや状態について書きました。
この後編では、「何を思ってクラファンに挑んでいるのか?」という、”心持ち”についてより深掘りしようと思います。

決して簡単にお金を集めたいわけではない

これは、今回とても伝えたいことの1つです。
クラウドファンディングが文化として根付いてきたとしても、お金を託してもらっているという事実は変わりません。

だからクラウドファンディングをすること自体、僕にとっては覚悟の要ることでした。
やり方によっては「信頼の切り売り」になってしまうかもしれないし、常に説明責任も問われます。
それに「お金を出してよかった。」と思ってもらうためには、中途半端なことはできないなと色々背負ってしまうのです。

それでも僕はクラウドファンディングに挑戦することを選びました。
それはやはり「資金が必要だから」です。

去年1年間、自分たちでコーヒーを売り、売上の一部で捨てられた土地を耕し、残りの収益はできる限り貯めてきました。

その貯蓄を使って、今回エチオピアに渡航しました。
細い糸を紡ぐようにして築いて来た関係性を、発展させるために。
だからこそ現在の挑戦があります。

でもコーヒーという世界的な規模の業界で、輸入ハードルを超えるためには小さな一歩を踏み出すためにも大きな額が必要でした。少なくとも僕にとっては。

自助努力

だからと言って、クラファンに頼っているわけではありません。
自分たちの力をつけて、コーヒーをたくさん買ってもらうべく、コーヒーの品質には妥協せず、出店を重ねて売り歩いています。

融資を受ける準備をしていたり、補助金で賄えるところはできるだけ挑戦したり、できることは全部やってやろうと動いています。

ダブル・トリプルワークしないのか、と言われたこともありました。
答えは「しません。」

僕は、この本業にあるだけの時間を割くという覚悟をしています。
コーヒーを売らないと生きていけない。
そうして自分が過ごす時間を常に試行錯誤に回したいのです。

自分が「誰に何を売っているのか」をもっともっと細かく実感することが、しっかりと地に足がついたブランドを築くことになると信じているのです。

クラウドファンディングに挑戦して感じたこと

今回のクラウドファンディング、ありがたいことに支援者は160人を超えています。

まだ僕たちは何者でもないのに、同じ船に乗ってくれている人たち。
この存在は何よりも大きく、本当に支えてもらっています。

1年前、相方と始めた時にはたった2人だったけれど、
もう今は160人以上の人たちと夢を共有しているんだ。
と勝手に勇気をもらっています。

地域らしさを愛でることが世界を救う

僕は割と真面目にこんなことを思っています。

住んでいる地域に誇りを持てれば、地方が抱える問題は解決に向かうかもしれない。
海の向こうの国に友達がいれば、国という枠組みを超えて手を取り合えるかもしれない。
1杯のコーヒーが美味しい理由がわかれば、生産者や自然環境に対価を還元したくなるかもしれない。

抽象的だし理想論かもしれないけれど、
僕は地域らしさを愛でていきたいし、みんなもそのらしさを面白がれるようにしていきたいと思っています。

これからも、未熟で至らないところだらけですが、爆走する意志だけは決まっているので一緒に走ってもらえると嬉しいです!!

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