大西かつき(秋田里山デザイン)

合同会社秋田里山デザイン代表|さとやまコーヒー|Makers University 7期|誰も損をしない循環をつくりたい。あと「らしさ」が好きです。

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合同会社秋田里山デザイン代表|さとやまコーヒー|Makers University 7期|誰も損をしない循環をつくりたい。あと「らしさ」が好きです。

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誰も損しない循環をつくりたい

なんでそんなことを思うようになったのか? これはまだひと言で表せるほど、うまく言葉にできていないのですが、 そう思うようになった経緯や経験を書き連ねてみたいと思います。 フィリピンに行って感じた罪悪感と無力感 僕が大学に入学してすぐ、たまたま出会った先輩に誘われ国際協力サークルに入りました。理由は「夏休みはフィリピンに行ける!」からで、単純な好奇心で入りました。 サークルの活動が始まって、ドキュメンタリーを見たりしながら"貧困"や"機会の差"について学びました。そして自

    • 直輸入・直販売の先にあるもの Part2

      現在クラウドファンディングに挑戦中ですが、このプロジェクトが目指している未来について、引き続き書かせてもらいます。 さとやまコーヒーは、社会性を強く意識した事業です。 そもそもの始まりは、僕が秋田の景色を好きになったのがきっかけでした。 好きで眺めていた田園風景の中に、ぽつりぽつりと目立つ荒れた農地。 「やっぱりおじいちゃんおばあちゃんが農地に手をかけ続けるのってしんどいよなあ」という共感の一方で、「10年後, 20年後にこの景色は残っていないかもしれない」という寂しさ

      • 直輸入・直販売の先にあるもの

        3月にエチオピアに渡航して、4月の中旬から始めたクラウドファンディングですが、もうすでに終盤を迎えています。(5月29日まで!やばい!) 今回のプロジェクトの鍵は、 「生産から販売まで2社で完結させる」というものでした。 通常6−7業者が関わることを2社でやるというのは、 確かになんとなくすごそうですが「具体的に何ができるようになるの?」というのは、少しイメージつきにくい気がします。 そこで今回は「直輸入・直販売のモデルでできるようになること」についてまとめてみました。

        • (後編)クラファン期間中の自分たちの動き

          前編では、自分達の動きや状態について書きました。 この後編では、「何を思ってクラファンに挑んでいるのか?」という、”心持ち”についてより深掘りしようと思います。 決して簡単にお金を集めたいわけではない これは、今回とても伝えたいことの1つです。 クラウドファンディングが文化として根付いてきたとしても、お金を託してもらっているという事実は変わりません。 だからクラウドファンディングをすること自体、僕にとっては覚悟の要ることでした。 やり方によっては「信頼の切り売り」になっ

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        • エチオピア滞在記
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        記事

          (前編)クラファン期間中の自分たちの動き

          プロジェクト公開から半月がたち、5月になりました。 プロジェクトの終了は5月29日。いよいよ後半戦です。 今日は、このクラウドファンディング期間中に僕たちがどんな動きをしているのか。 そしてそれはなぜなのか。について書きたいと思います。 とにかく直接伝える僕たちは今まで「コピペなし」「手書き」などの、手触り感のあるコミュニケーションを大切にしてきました。 そして今回のクラファン期間中も、とにかく出店を重ねて自分たちの手でコーヒーを届け、想いを語ろうと決めました。 そ

          (前編)クラファン期間中の自分たちの動き

          さとやまコーヒーは、コーヒー屋ではない

          美味しい。 と胸を張って言えるコーヒーを出しています。 僕たちには、完成された抽出・焙煎理論があるわけでも、最先端の機械を使っているわけでもありません。 でも毎回焙煎後に試飲をして「うん、美味しい」と言えるものをお届けしています。そのために「雑味なく、飲みやすいけど、豆の特徴は活かす」ことを心がけています。 おかげさまで、とても嬉しい声を頂いています。 当たり前に「美味しい」そしてその先へ。それでも、さとやまコーヒーはコーヒー事業ではなく、地域らしさを愛でる事業です。

          さとやまコーヒーは、コーヒー屋ではない