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診断士1年目の振り返り①上半期

勝田です。
中小企業診断士2次試験で口述試験に進まれた方、おめでとうございます!
今日が口述試験の日ですが、皆さんが無事に実力を発揮されていることを願っています。
残念ながら今回の試験で合格とならなかった方、お疲れさまでした。
二次試験に挑戦されただけでも十分に素晴らしいことです。
(あの試験、そのための準備を経験した身として本当にそう思います)
再挑戦されるもよし、別の道に進むもよしですが、せっかく身に付いた勉強する習慣を続けていただければよいのではと思います。
私は1回目の挑戦で不合格だったことで、2回目の受験の時新たな仲間に出会えて今につながっているので、どのような選択でも、きっと良い出会いが待っているはずです。

というわけで今回と次回で、昨年試験合格、登録した診断士1年目としての活動の振り返りをさせて頂きます。
(1回で1年分書こうかと思いましたが、書いてみたらとても長くなったので分割します、、、)

1、2月

■二次試験合格⇒口述試験セミナー⇒口述試験本番⇒合格

当時のことは↓の記事に書いていますが、全く合格していると思ってなかったので、バタバタと準備をした思い出があります。また、口述セミナーの時に同期合格者や先輩診断士の方と交流したのが楽しくて、これから積極的に参加してみようと感じていました。

■「取材の学校」への申し込み・実務従事参加

もともと執筆に興味があり、合格したら受講したいと思っていた「取材の学校」に申し込み、2月、3月には実務従事に参加させて頂きました。
今年も2月5日に説明会があるとのことで、昨年も早々に〆切になったらしいので、興味のある方は説明会を受けてみるとよいと思います。

■本業で中小企業若手社員向け勉強会主催

合格前から本業で企画していた、新潟での営業パートナーである地場流通会社と商社支店の若手・中堅社員を対象にした勉強会を主催しました。
約2年間手探りで営業を行う中で、地場企業の人材育成の難しさ(どうしてもOJTに偏りがちで体系的に学ぶのが難しい+人材の流動性が低く営業の最前線に立つまでに時間がかかる)を感じ、診断士的観点で何か支援できることはないか考えて、勉強会を企画しました。企画立ち上げから社内幹部や地場企業幹部への説明、予算取り、勉強会資料作成、参加者募集(50名集めました)、当日のTeams運営、講義とグループ討議のファシリテーターまでほぼ一人でやり切りました。若干診断士活動とはずれるかもしれませんが、いいタイミングで良い経験ができました。

■政策研・BRMz説明会参加→入会

合格後に色々と団体を調べる中で、自分は受験生支援よりも診断士の同期・先輩との情報交換やインプットを重視したいと思い、企業内診断士チームが属する「中小企業政策研究会」と20代、30代の診断士による複業人材集団「BRMz」の説明会に参加し、入会しました。
現在に至るまで定例会や実務案件に参加していますが、毎月勉強になることが多く、本当に参加してよかったです。
これから何か所属したい団体を探されるかたもぜひ一度覗いてみていただけるとよいと思います。

■noteでの発信(試験関係)

合格を機にnoteでの発信を再開し、主に試験関係の記事を書いていました。
(年末の記事に振り返りをしているので興味がありましたら読んでみてください)

3、4月

■取材の学校 実務従事・発表会

2月から実務従事(運営会社の事業への提案)の発表会に向けてチームでの提案検討、資料準備に3月下旬までかなりの工数を割いていました。
チームメンバーの皆さんと一緒に取り組んでみて、「診断士の知識とスキルをもった人と仕事をするって楽しい!」と感じました。(その後様々な場面でも同様)
発表内容も自分たちなりに納得のいくものになりましたが、他のチームの発表を聞いて、こんな切り口があるのか、見せ方があるのか、というところでまた感心しきりでした。

■取材の学校 本講義開始、企画提案

そして4月から取材の学校の本講義が始まりました。毎週4時間みっちり講義だったので、時間のねん出が大変でしたが、家族の理解を得つつ出来る限りリアルタイムで参加しました。各講義で聞いた内容は大変勉強になり、執筆や取材だけでなく、企業支援や補助金の関係で事業者の方と面談する際にも活用できている実感があります。
また、「企業診断」への企画提案会もあり、2つのインタビュー企画を提案しましたが、残念ながら採用に至らず、5月に再挑戦の機会があったので練り直しをしていました。

■noteでの発信(音声配信、挫折)

以前からやってみたかった音声配信にチャレンジしました。

といいながら、育休前の引き継ぎやら家のバタバタに負けたのと、なかなか聞いてもらえる内容を作るのが難しく、挫折しております。。。

その他、BRMzや政策研の定例会に参加し始め、少しずつですが診断士コミュニティに顔を出していました。一方で、育児休業前の取引先への挨拶(+値上げの説明)や引継ぎ準備、出産前の準備などバタバタと過ごしておりました。

5、6月

■取材の学校 講義・課題・企画提案②

取材の学校の講義も佳境へ。GW前後に講義中・講義外で行う執筆・取材課題がいくつかあり、準備も含めて結構なボリュームでした。
そしていざ執筆にとりかかってみると、思っていた以上に楽しく、「割と向いているかも、、、」なんて思い始めていました。
取材も最初は若干ぎこちなく、質問や自分のリアクションもいまいちでしたが、しっかりと準備をすることと場数を踏むことで徐々に話を引き出すことが出来るようになってきている、、、かなと思います。
そして、4月には採用ならずだった「企業診断」への企画提案の機会が再度あり、再び別の提案を3件提出したところ、1件採用されることに!これは嬉しかったです。(この内容は次回に)

■第二子誕生、育児休業開始

GW明けの1週間でバタバタと仕事の引継ぎをして、翌週に第二子が誕生し、育児休業を開始しました。
最初の1週間は面会不可だったので長男と2人での生活、帰ってきてからは三木さんの記事にも書かれていた通り次男のお世話(24Hr体制)+長男のケアでバタバタでしたが、夜の授乳と授乳の間の時間(おおむね20時~24時、うち1時間半くらいは家事)で何とかやりくりして各種診断士活動を継続しました。
このあたりの体験記は(三木さんと被る部分もありますが)育休明けの5月以降で共有できればと思います。

■実務従事②③

出産時期と8-10月の実務補習の申し込みが思いっきり被ったのと、スケジュール的に2,3日終日家を空けるのが難しそうだったことと、その一方で早い所登録したいなと思ったことから、実務従事で全て登録ポイントを賄うことにしました。
Facebookの企業内診断士交流会のページで先輩診断士の北川さんから募集のあった、アントレ社との協業案件で2回実務従事を行いました。
(実務ポイント獲得に際して費用負担なし、というのもありがたかったです)

1社はハウスクリーニング事業を行う会社、もう1つは介護・福祉施設を運営する会社への課題整理と解決に向けた提案をチーム(1回目は3名、2回目は2名)で行いました。
取材の学校の実務従事は、ある程度事業内容が分かっている中での提案でしたが、この2件はまず事業内容および事業環境・特性と経営者の方の想いや素養、会社の状況などを一からヒアリングや調査を通じて把握する必要があり、より実践的な実務従事でした。
特に2回目はリーダー(2人ですが)としてスケジュール管理・チーム内議論のファシリテーション・役割分担から事業者様へのヒアリングのリードなどを行ったので、大変勉強になりました。
残念ながらその後にはつながりませんでしたが、他の方は有償コンサルにつながっているケースもあったとのことで、また募集があればチャレンジしてみてもいいかなと思っています。

■企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム定例会初参加

5月から中小企業政策研究会に正式に入会し、合格前からブログを読んで合格後には入ろうと思っていた「企業内診断士の輪を広げる『楽しい』チーム」に参加しました。
6月の定例会からオンライン参加ではありますが毎回参加しています。(慣れてきて皆さんと少しずつお話しできるようになってきたのは下半期からですが、、、)

■執筆プロジェクトリーダー

取材の学校の受講特典で執筆案件のアサインがあり、その中で某雑誌の連載記事のプロジェクトリーダーを拝命して、今年6月頃までプロジェクト管理を行う予定です。
執筆担当の方のスケジュール管理、出版社との調整・指摘事項への対応、記事の校正、チェックなどを行っています。長らく続いている企画なので、私の代で評判を落とすことが無いよう、毎月四苦八苦しながら品質向上に努めています。

上半期を振り返って

合格して以降、やってみたかったことや、興味を持ったことはできる限り手を挙げてみる、参加してみるということを心掛けてきて、その結果として沢山の出会いと学びが得られた半年間でした。
なので、今年合格された方は時間の許す限り興味のある団体の説明は聞いて参加してみるのがよいと思います。特に1年目だからこそ参加できるものも多いので、TwitterやFacebook、協会HPやブログ等で情報収集してみてください。
また、実務補習は受けられるなら受けた方がよいと思いますが、私のようにスケジュールが合わず、登録を優先する人は実務従事でも私はいい経験が得られたと感じています。
取材の学校同期生のタア子さん(@chako_bt)とへのさん(@heno555)が実務補習・実務従事に関する記事を「企業診断」12月号に執筆されていたのでぜひ読んでみてください。(アンケート結果も興味深かったです)

また、タア子さんがTwitterで実務従事先の情報をつぶやいていたのでこちらもためになります。

次回は怒涛の下半期(7~12月)について振り返ります。お楽しみに!

かつけー/勝田慶

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