診断士1年目の振り返り②下半期
勝田です。
子どもたちの保育園も無事に決まって、着々と育児休業終了・職場復帰が近づいてきました。
(1か月先に復帰する妻の方が戦々恐々としていますが、、、)
有難いことに引き続き執筆や補助金申請のための事業計画書作成などの機会を頂き、また新たな挑戦もいくつか始めているのでバタバタしながらも楽しい毎日です。
さて、今回は前回の投稿に引き続き、診断士1年目にどんなことをやってきたか振り返りたいと思います。
(またまた長いので、目次を見て興味のある所だけでも読んでください💦)
↓前回の記事
7、8月
■初めての取材・執筆
取材の学校での「企業診断」への企画提案会で採用された記事のための取材と執筆を初体験しました。
取材先は本業でお世話になっている新潟の鋼材流通会社「藤田金屬」の社長さんでした。
普段からお世話になっている方だったので緊張しすぎることなく、それでも限られた時間の中で読む人の学びになるエピソードを引き出すべく取材を行いました。
仕事の中で聞いていた話や事前リサーチで知っていた内容以上に、事業承継に至るまでの苦労や会社への想いなどを深く聞くことができ、これは面白い記事にしなければ!と感じました。
執筆に至っては、報酬をもらって雑誌の売上に貢献するような学びのある記事に出来るだろうか、という不安もありましたが、書いているうちに楽しくなってきて、思ったより早く仕上がったのが印象的でした。
自分なりに「うまくまとまった」と思って編集部に送ったところ、たくさん編集点があり、プロの目線で「読まれる記事」にするためにはどうすべきか学びになりました。
完成した雑誌を受け取った時には、大きな達成感と充実感がありました。図書館等でバックナンバーを見ることが出来ると思いますので、興味のある方はぜひご一読ください。
■地方業支援案件への応募
BRMzの紹介や、自分で情報収集をして地方企業の支援案件に挑戦し始めました。
↓こんな感じのもの
調べていくと最近はかなり「地域複業」は盛んになっていて、色んなプラットフォームで複業人材の募集を行っています。
私は地縁のある地域の案件や、本業での経験が生かせそうな案件に応募し、面接を受けましたが、最後の2人まで絞られるも最後に見送り、話が進んだところで支援先企業が方針転換し支援自体が消滅、などあり結局今まで採用まで至っていません。
「中小企業診断士の資格を持っている」だけでは支援先企業のお役に立てると思ってもらえるわけではない、という当たり前のことに気付く機会をたくさん得られたので、引き続きどうすればお役に立てるか、をそれぞれの企業に寄り添って考えられればと思っています。
(今もちょくちょく気になる案件を見つけては応募しています)
■個人事業主として開業
診断士登録のめどが立ったので、昨年の8月末に個人事業主として開業をしました。
freee開業を利用したらあっさりと開業できてしまったので拍子抜けしましたが、診断士としてたくさん活動していきたい!と気持ちを新たにできたのはよかったです。
屋号は小規模事業者の父の会社から半分借りて、自分なりの思いを込めた名前にしています。(事業承継をする見込みがないので、勝手にその罪滅ぼしの思いも込めて、、、)
9、10月
■診断士登録・千葉県協会入会・研究会参加
7月に申請をして9月に診断士登録になりました。
それまでは仮免で活動している状況だったので、やっとちゃんと名乗れる!という気持ちでした。
東京協会に入る選択肢もありましたが、やはり今住んでいる千葉県で活動したいという思いから、千葉県中小企業診断士協会に入会しました。
10月に早速イベント(秋の診断士祭り)があり、そこで3つの研究会に入会を決め、今のところ製造業研究会の勉強会に2回参加しています。勉強会の内容やそこでの議論も含めとても勉強になっています。
■note記事発信再開
春に音声配信に挫折して以降筆が重かったnoteでの発信ですが、津田まどか先生主催の「オリコンラボ(オリジナルコンテンツ発信の勉強会)」に参加したことをきっかけに月に1-2本発信を再開しました。
オリコンラボでは、発信にあたってのターゲットとコンセプトを定めて、今後の仕事につながるストックを作ることの重要性を学び、これまでとは少し異なる観点の記事も書くようになりました。
また、昨年書いた記事の関係で特に印象的だったのは、大喜利ファシリテーターの山本ノブヒロさんとの出会いに関する記事です。
内容は興味があれば記事を読んで頂けると幸いですが、自分のやりたいことや深めていきたいことを先行してされている方に、思い切ってアプローチして直接お話しする機会を得られたことが、振り返ってみてよかったと思います。今後もいい意味で遠慮せずどんどん会いたい人にアプローチしていきたいです。
(山本さんとも何か機会を作ってまたお話ししたり、コラボレーションの機会を提供出来たらいいなと妄想中)
■初めての補助金申請支援
取材の学校経由の紹介で、補助金申請に向けた事業計画書作成支援に携わりました。
(詳細は割愛しますが)
診断士界隈でも賛否あり、議論になる補助金関連の仕事ですが、やってみた実感としては、支援先企業の想いを実現するために、その企業の現在・過去・未来を事業計画書に落とし込んでいく、その為に綿密に対話を重ねていくプロセスはとても勉強になりました。また、知見のない業種についてもヒアリングやリサーチを通じて理解を深めることができ、見識を広げることができたのはよかったと思います。
補助金の仕事はどうかな、、、と思われている方も、機会があれば一度は体験してみるのがいいのかな、と個人的には感じています。
11、12月
■取材・執筆×3 会いたかった人に会えた!
取材の学校の受講特典でアサイン頂いた案件と、企画提案をして採用された案件の取材・インタビューが立て続けにあり、準備・取材・執筆にバタバタと勤しんでいました。
①「ZENBI」という美容師さん向けの機関誌(一般発売なし)の企画で、テーマに合わせて会いたい人にインタビューするもので、夢眠ねむさんにダメ元でオファーしたところ快諾頂き、インタビューさせて頂きました。
夢眠さんは元「でんぱ組.inc」でアイドルとして活動した後に、芸能界を引退して現在は「夢眠書店」という書店を経営されている方です。同じ三重県出身で、私のこれまでの人生唯一の「推し」だったので、お会いしてお話を伺えて夢のような時間でした。インタビューの内容も一般発売されないのが惜しいくらい面白いお話を伺えて書くことが出来ました。
②月刊「企業診断」2023年3月号のインタビュー企画として、元日本テレビで「Tプロデューサー」としておなじみの土屋敏男さんに取材させて頂きました。
中学2年でプロ野球選手になれないと悟った時から、就職活動まで抱いていた将来の夢を形成し、大学を選ぶきっかけになった方だったので、お会いできてとてもうれしかったです。内容は是非本誌を読んで頂ければと思いますが、誌面には書ききれなかったことも含め、TV・メディア業界、そして日本企業が置かれている状況や課題と解決の方向性について、濃いお話を伺うことができ、叶えられなかった夢を昇華出来た時間になりました。
③東京商工会議所の「中小企業活力向上プロジェクト」の事例紹介冊子において、支援を受けた企業の事例記事を執筆しました。3月末に刊行予定とのことで詳細は割愛しますが、個人的に地縁のある企業の方をご紹介できたので、こちらもいい経験でした。
■鳥取アイデアソン
BRMz経由での紹介で、鳥取県内の企業に対する課題解決アイデアソンに参加しました。
2週間(+事前準備1週間)でヒアリング、課題解決提案検討、提案資料作成、発表まで行うものでした。
私は電気工事を行う会社に、新たに立ち上げたエコソリューション事業の事業化に向けた提案を行いました。ヒアリングから課題提案まで中心になって対応し、初めての企業支援、コンサルティングの実践的な機会になりました。
ヒアリングに関しては本業で培ってきたスキルを存分に生かすことができたかなと思いますが、提案資料の見せ方・構成に関してはチームメンバーの方にかなり助けて頂き、自分自身の特異不得意・課題も見つけることができたと思います。
■楽しいブログへの参加
11月からこの「企業内診断士の輪を広げる「楽しい」ブログ」に参加させて頂き、今回が3回目の発信になります。
毎回長くなってしまいがちで、もう少しコンパクトにまとめていきたいな、、、と思いつつ、引き続き少しでもお役に立てる発信を続けていきたいです。
振り返って
上期に引き続きですが、とにかく出来そうなこと、興味があることにはとりあえず手を挙げてみる精神でいろいろとチャレンジした結果、(実績はともかくとして)かなり充実してたな~という印象です。
診断士でよく言われる「書く」「診る」「話す」の切り口でいえば、
「書く」:好きで結構できた
「診る」:チャレンジしてみたけどまだまだ
「話す」:なかなか機会なし、これから
という感じなので、2023年は「書く」は引き続き、「診る」「話す」は色々と手を挙げて、自分のキャパシティの限界まで走り続けたいと思います!
(育児休業が終了して、本業がどうなるかによって大きく変わってきそうではありますが、、、)