ヒーロー先生

教育起業家。 学社融合塾はなさく代表。 鳥取フリースクールこ•ラボ代表。

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教育起業家。 学社融合塾はなさく代表。 鳥取フリースクールこ•ラボ代表。

最近の記事

フリースクールだからできる学び方がある

現在、鳥取フリースクール「こ・ラボ」には30名の児童生徒が定期的に在籍しています。フリースクールの特徴の一つは、異学年が同じ空間で学ぶこと。小学生も中学生も、同じ教室で一緒に学び、お互いに教え合うことが当たり前の光景です。年齢や学年に関係なく、子どもたちはそれぞれの得意なことや経験を持ち寄り、ともに学び、ともに遊ぶ。これがこ・ラボの日常です。 こうした環境では、自然と助け合いの精神が育まれ、個々のペースに合わせた学びが進んでいきます。年上の子どもたちが年下の子に教えることで

    • こ・ラボスタッフの流儀 —「楽しさ」と「挑戦」を伝える

      こ・ラボのスタッフには、大切にしている流儀があります。それは、「正しさ」を教えるのが学校なら、「楽しさ」を教えるのがフリースクールだということ。そして、楽しむだけではなく、様々なことに挑戦することもその流儀の一つです。 例えば、大山登山では、子どもたちと同じように全力で登り、同じ目線で自然を楽しみます。そして、遊びの場でも子どもたちと一緒にチャレンジすることを大切にしています。むしろ、スタッフ自身が「子ども以上に楽しむ」「子ども以上にチャレンジする」ことを心がけているのです

      • 新緑と初秋の登山  ~四季を感じて学ぶフリースクールの魅力③~

        こ・ラボでは今年度、春の新緑と初秋に、それぞれ登山を楽しみました。 5月に鳥取県中部の三徳山登山、そして先日、大山登山を実施しました。 登山は、子どもたちが自然と触れ合いながら、自分の限界に挑戦する貴重な時間です。 「チャンスの女神は前髪しかない」という名言がありますが、 こ・ラボの場合、その女神は毎年2回は必ず訪れます(笑)。 登山はまさにその“チャンスの女神”との出会い。 新緑の季節には生命力あふれる緑に包まれ、 初秋の登山では、少し涼しくなった空気の中で季節の移ろいを

        • 夏の沢登り ~四季を感じて学ぶフリースクールの魅力②~

          夏のこ・ラボでは、みんなが大好きな沢登りが大人気! 子どもたちだけでなく、 スタッフや時には保護者も一緒になって楽しむ夏ならではの活動です。 大山の清らかな水が流れる沢で、全身を使って自然と遊ぶこの体験は、まさに格別。 隔週で行われる沢登りでは、ひんやりとした水の中を歩いたり、 流れに身をまかせたりしながら、自然のパワーを全身で感じます。 冷たい水が肌に触れた瞬間、思わず歓声が上がり、子どもたちも大人たちも無邪気な笑顔に。 大山の自然の中で過ごすことで、普段では味わえない

          春の花見 ~四季を感じて学ぶフリースクールの魅力①~

          【フリースクール】では、四季の変化を感じ、楽しみながら過ごすことができるのが大きな魅力の一つなのかもしれません。【鳥取フリースクールこ・ラボ】も同じように、四季を大切に意識して過ごしています。春の風物詩と言えば【花見】。花見も子どもたちにとって特別な時間となっています。 春の陽気の中、みんなで桜の木の下に集まり、お弁当を広げてのんびりと食事を楽しむひととき。食べ終われば、子どもたちの行動はさまざまです。 すぐに走り回って遊び出す子もいれば、スタッフとゆっくりおしゃべりを楽し

          春の花見 ~四季を感じて学ぶフリースクールの魅力①~

          「大人学」~素敵な大人との出会いで広がる子どもの選択肢~

          【鳥取フリースクールこ・ラボ】の「大人学」は、地域内外で活躍するさまざまな大人たちと出会い、リアルな社会や仕事を学ぶプロジェクトです。子どもたちが多様な生き方やキャリアに触れることで、新しい人生の選択肢を見つけられるようサポートしています。 1. 子どもたちの視野を広げる「大人学」 「身近な大人=人生の選択肢であることが多い。」 児童養護施設での例にあるように、子どもたちが日常で触れる大人の姿が将来の選択肢に大きく影響します。教師の子どもが教師、警察官の子どもが警察官を目指

          「大人学」~素敵な大人との出会いで広がる子どもの選択肢~

          こ・ラボの「遊び学」—遊びを学びとしてとらえる

          【鳥取フリースクールこ・ラボ】が大切にしている学びの一つ「遊び学」は、【遊びが子どもの仕事」をコンセプトに、子どもたちが遊びを通して学び、成長する場を提供しています。地域内外で思いっきり遊ぶことで、子どもたちの自己肯定感やスキルを育てる取り組みです。 1. 遊びを学びとする発想 こ・ラボの「遊び学」では、遊びはただの息抜きではなく、子どもたちにとっての大切な学びの機会と捉えています。多様な遊び体験を通じて、「遊びスキル」や「達成体験」をたくさん積み重ね、子どもたちの成長を促

          こ・ラボの「遊び学」—遊びを学びとしてとらえる

          こ・ラボの【そうぞう学】をご紹介—自己表現を育む創造の時間

          【鳥取フリースクールこ・ラボ】では、子どもたちが自分の内なるアーティスト性を発揮できる「そうぞう学」の時間を毎週水曜日午後に設けています。この時間は、言わば美術と総合的な学習を融合させた時間で、アナログからデジタルまで多様な手法を使って自己表現を追求する場です。 1. 自由な自己表現の場 【そうぞう学】は、絵画や工作といったアナログ表現から、デジタルツールを活用したデザインや映像制作まで、多様な表現手段を統合しています。子どもたちはこれらのツールを駆使して、自分の感性やアイ

          こ・ラボの【そうぞう学】をご紹介—自己表現を育む創造の時間

          こ・ラボが再定義する学びのフィールド

          鳥取フリースクール「こ・ラボ」は、従来の学校区に縛られることなく、鳥取県全体、さらには山陰地域全体を「学びのフィールド」として捉えています。こ・ラボは単なる学びの場を超え、地域の資源を最大限に活かし、子どもたちの学びを広げる新しい教育の形を模索しています。今回は、その地域との関わり方や、こ・ラボが取り組んでいる地域の再定義についてご紹介します。 学校区を超えた「地域の再定義」 通常の学校では、学びのフィールドは学校区や教室の中に限られますが、こ・ラボではそれを大きく超えた視

          こ・ラボが再定義する学びのフィールド

          【勉強が分からなかった中学時代】その③

          いわゆる勉強ができる友だちと 底辺をさまよう自分との差は、 【勉強法を知っているかどうか‼️】 だけでした。 その当時、 自分の経験から分かった【勉強のコツ】は2つありました。 一つは【暗記の仕方】です。 私は、これが小学校時代の勉強から全くアップデートできていませんでした💦つまり、小学校と中学校のテストは全く違います💦💦💦 2つ目は【課題のこなし方】です。 中学校になると、一回のテストに対して教科数も、また課題の量も半端ないです💦スケジューリングしながら、いかに効率的

          【勉強が分からなかった中学時代】その③

          【勉強が分からなかった中学時代】その②

          【勉強がわからなかった中学時代】その② 勉強に自信があった小学校時代から、 勉強に自信がなくなった中学時代。 今でも覚えている。 冬休みに入った12月24日のクリスマスイブ🎅の日からすぐさま勉強を始める✨ ただ、勉強の仕方が全くわからず、とにかくやったのはノートづくり。笑 せっせせっせと意味のないノート作りに励み、 それがテスト勉強だと勘違いしていた💦 大晦日も、 正月も ずーっとノートづくり💦笑 初めて、紅白歌合戦を見ない年に💦笑 焦りと不安を消すためにしていたこと。

          【勉強が分からなかった中学時代】その②

          【勉強が分からなかった中学時代】その①

          おはようございます、【はなさく】の奥定です🌈今日は、私の話をします🙇‍♂️ 小学校高学年時代は、成績も良く、どちらかと言うと【自分は勉強ができる‼️】と思っていました。ただ、宿題はやった覚えがないほど家庭での学習習慣はありませんでした。 中学に上がり、 その自信は簡単に崩れ落ちました。 中学生になって初めてのテスト。 結果は76人中42位。 初めてのテストだったので、 【まぁ、次回はなんとかできる‼️】 と思っていました。 でもテストの度に、 その言葉を繰り返していきま

          【勉強が分からなかった中学時代】その①

          何故、学校の先生を辞めて塾を起業したのか②

          ヒーローこと、奥定克拓っ申します🙇‍♂️ 6月1日に塾をオープンして、もうすぐ半年になります🌈お陰様で、現在28名の子どもたちが通ってくれています✨ 節目ですので少し振り返っていきます。 今日は、【学校を辞めたもう一つの理由】についてお話します🌈 昨年度、大山青年の家から学校現場に戻り、5年生を担任しました🌈コロナ禍対策の中でしたので、当たり前ですが様々なことに制限がかかっていました。授業中のやり方の制限、休憩時間の過ごし方、運動会のプログラムの縮小をはじめとする学校行事

          何故、学校の先生を辞めて塾を起業したのか②

          何故、学校の先生を辞めて塾を起業したか

          はじめまして、ヒーロー🦸‍♂️と申します🙇‍♂️ 昨年度末で、トータル15年の教員生活に別れを告げ、新たな道へと進みました⛰ 6月1日に塾をオープンして、もうすぐ半年になります🌈お陰様で、現在28名の子どもたちが通ってくれています✨ 節目ですので少し振り返っていきます。 今日は、【学社融合塾 はなさく】を始めるきっかけについてお伝えします🙇‍♂️ ある年、担任した子どものなかに、当該学年の学習が非常に難しい子どもがいました。もちろん、可能な限り様々な方法を考え、当該学年の

          何故、学校の先生を辞めて塾を起業したか