主人公だった僕へ

子供の頃の僕は今では考えられないほど自信に満ち溢れ、アクティブで、ストイックで素直でした。


今の自分が嫌いだからこんな風に書くのではなくて、ビックリするほど性格が変わりました。

幼稚園の頃、僕は人生を無双していました。

「俺のことは玉田雄也とフルネームで呼べ」と園児から先生までに触れ回っていたため

園児はもれなく僕のことを玉田雄也くんとフルネームで呼んでいました。

熱が出てるからプールに入れないと先生から怒られた際には

プールに入る他の園児たちを睨みつけながらプールサイドをデッキブラシでずっと磨いていました。


遠足の時に自分のお弁当を食べ終わったけど、お腹いっぱいになれなかったという謎の理由から

まだお弁当を食べている子を睨みつけ、怖がってお弁当を食べられなくしていました。

親が目を離した隙に、大道芸人に近づき勝手に皿回しをしてお客さんから拍手をもらったことがあります。


ヒーローショーが大好きで周りの子供が引くぐらい全力で応援していました。

あの頃はショーという概念がわかっておらず、本当にヒーローがピンチなのだと必死でした。


好きな子には盲目で、わざわざ靴を出してあげたり、ボタンを止めてあげたりなど、執事のような振る舞いをしていました。


叱られて、おもちゃを取り上げられても指で遊んでいました。


玄関で反省しなさいと締め出されても玄関で寝ていました。


昔はずっと自分のことを世界の中心にいる、主人公だと思って、全ての人に対して傲慢だけどストレートに接していました。


でも、ある瞬間から自分は世界の中心にいるわけじゃない、大した人間じゃないのだという感情が生まれました。

そこからは自分が引いた線を越えるような、アグレッシブな行動を取らなくなりました。分相応に生きようと子供ながらに思っていました。


「昔はもっと明るくて〜」と親に言われることもあるけれど、今はこの性格が気に入っていて、こんな自分と仲良くしてくれてる人を大切に思っています。


昔の自分と話がしたくなってこんな文章を書いてみました。



カッコよく歳を重ねていきたいですね。



なにこの締め。なにこの話。

ゴールどこや。この話のゴールどこや。

ずっとドリブルしたまま終わったぞ。

シュート打たんかい。

イキって最初でっかい文字にすんなよ。

バイトせぇ。早よバイトせぇ。

金ない癖にこんなダラダラ文章書くな。

働かんかい。

もうクーラー27度の時期過ぎたぞ。

ほんで、改行変やなお前。

タイトルダサ。

誰用やねん、これ。

俺用でしかない。また読み返しにこよ。

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