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月の立つ林で

そもそもなぜ、私はこの本を図書館で予約してまで、読もうと思ったのだろう。表紙を見ても、思い出せない。作者も知らないし・・・・なんでだろう?

ただ何か読まないといけないという気持ちとなり、どうしても気になるので、本を読んでみることにした。あれ?1章、2章と読み進めるうちに、なんだこの幸せになる感覚は?登場人物を応援したくなる感覚は?
Podcast『ツキない話』?毎日Podcast聴いているけど、そんな番組聴いたことないなー?あったっけ?って、スマホで検索してしまった。そんな番組ないし・・・。誰か初めてくれないかな?絶対リスナーになるんだけど。

あれ?この本の話、朝日新聞の若松真平さんの記事に近いきがする。朝日新聞を検索してみると、聴いたことある朝ポキのPodcastがあった。なるほど、これを聴いて、私は、図書館にこの本の予約をしたんだな。やっと思い出したよ。
ここからはネタバレしますので、ご注意ください。私の解釈も含みますので、解釈が間違えている場合は、ごめんなさい🙏

1章 題名:誰かの朔


登場人物:MINA→水無月ということか?、ルナ→これは月の女神(月にかわってお仕置きよ!私の世代です)ホルス→太陽神(男)、朔ヶ崎→朔は新月のこと。ここまでみたとおり、月に関わる名前の人が多い。新しい登場人物が出るたびに、作者が月に関わる名前をつけていないか、ググった。
肝心の『誰かの朔』とは、新月を模したアクセサリーであること、主人公の朔ヶ崎さんが誰かのために働けることを暗示しているのかな?

2章 題名:レゴリス


Podcast『ツキない話』のポッドキャスターは誰だ?という疑問が湧く。私の推理は最終章で打ち砕かれたけど、楽しめた。もう一つの疑問、『ツキない話』のかぐや姫は誰なんだろう?
肝心の『レゴリス』とは月の砂のこと。地球から見ると月が平面に見えるのは、光を放つレゴリスがあるおかげ。『レゴリス』とは、この章の主役ポンちゃんが色々苦労しながら、輝いていることを表しているんだろうな。

3章 題名:お天道様

この章は自分の中で、2番目に好き。この本を読んでいると、この章で出てきた言葉『多幸感』に、わたしも見まわれた。2章のポンちゃんのした仕事に泣ける。
肝心の『お天道様』とは、この章の主役のバイク屋のお父さんと義理の子供の信彦さんのことだと思う。信彦さんの『僕の、お父さんです。』という言葉を、自分も義理の子供から聞く機会がそのうちあるんだろうな。

4章 題名:ウミガメ

この章は自分の中で、1番目に好き。月の立つ林での意味がやっとわかる、新月の林で、1日の林で、何かを始めた林ということか?林は竹林のことで、竹林が根元で繋がっている通り、人も大事な人とそれぞれ繋がっているんだよ。
肝心の『ウミガメ』とは、雨の日でも満月に孵化して歩き出すウミガメを、登場人物たちを掛け合わしていて、登場人物たちを称賛している言葉だと思う。

5章 題名:針金の光

この章が最終章。最終章だけあって、『ツキない話』の題名の意味がわかる。かぐや姫とは誰なのか?なぜ、その人は、かぐや姫に例えられるのか?『ツキない話』のポッドキャスターは誰?
肝心の『針金の光』とは、アクセサリーが光輝くこと、細い細い月の光だということ

まとめ


この本は、各章の主役が他の章にも出てきて、伏線を楽しめるのが良い。
月の経つ=1日(ついたち)のこと。太陰暦の新月は、1日のこと。
青山さんの他の作品も読んでみたい!この作品が、テレビ放送されて欲しいので、ドラマ化されて欲しいな!

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