【初心者必見!】信用買残と信用売残を徹底解説!
こんにちは、トレーダーのかつです!
今回は、信用買残(しんようかいざん)と信用売残(しんよううりざん)について解説していきます。
デイトレードでは、基本的には「信用取引」という取引方法を使ってトレードします。
その信用取引において、「信用買残」と「信用売残」は非常に重要な知識となります。
この解説を読むことで、投資家の心理を読み取ったり、トレード判断の精度の向上につながります。
ぜひ最後までお付き合いください!
1. 信用取引とは?まずは基本を押さえよう
デイトレードでは「信用取引」という言葉をよく耳にしますが、これは何でしょうか?
信用取引は、証券会社から資金や株を借りて行う取引のことです。自己資金以上の取引が可能になり、利益を拡大できる反面、損失も拡大するリスクがあります。
そしてこの信用取引には「信用買い」と「信用売り」があり、これらが後述する信用買残と信用売残に関係してきます。
2. 信用買残とは?株を「借りて買う」行動の結果
信用買残(しんようかいざん)とは、投資家が信用取引で買った株の未決済残高のことです。
簡単に言うと、「まだ売られていない信用買いポジションの合計」を指します。
例えば、ある銘柄で信用買いが多い場合、
それは「その銘柄の価格が上がる」と考える投資家が多いことを意味します。
ただし、信用買いが積み上がりすぎると、後で売却されるプレッシャーとなり、価格が下がるリスクもあります。
3. 信用売残とは?株を「借りて売る」行動の結果
信用売残(しんよううりざん)は、投資家が信用取引で売った株の未決済残高のことです。
こちらは、「まだ買い戻されていない信用売りポジションの合計」を指します。
信用売りが多い場合は、
「その銘柄の価格が下がる」と考える投資家が多いことを示します。
ただし、株価が予想に反して上がった場合、損失を抑えるために買い戻しが進み、逆に株価が急上昇する(いわゆる踏み上げ)可能性があります。
4. 信用買残と信用売残の活用方法
この2つのデータを活用することで、相場の心理や方向性を読み取ることができます。以下のポイントを参考にしてください
• 信用買残が増加中
投資家が強気であることを示しますが、ピーク時には注意が必要です。株価が下がると一気に売りが出やすくなります。
• 信用売残が増加中
投資家が弱気であることを示します。ただし、株価が上がり始めると損失回避の買い戻しが入り、株価上昇につながる場合があります。
• 買残と売残の比率(倍率)を見る
一般的に、信用買残が信用売残より多い場合は上昇期待、逆に信用売残が多い場合は下落圧力が強いと判断されます。
ただし先ほどお伝えしたとおり、
それぞれが燃料となり、逆行につながるケースも多々あります。
5. 信用買残・売残データの確認方法
これらのデータは証券会社のツールや、Yahoo!ファイナンスなどの金融情報サイトで簡単に確認できます。特定の銘柄だけでなく、日経平均全体の買残・売残の傾向を見ることで、マーケット全体の流れを把握することも可能です。
個人的には「機関投資家のあしあと」というサイトがわかりやすく、
さらには個人投資家の売買動向だけではなく、機関投資家の売買動向も確認できるため非常におすすめです。
6. デイトレーダーにとっての重要ポイント
デイトレードでは短期的な動きに注目するため、信用買残・売残が急増したタイミングやその後の値動きに敏感になることが重要です。また、これらのデータだけでなく、テクニカル分析なども組み合わせてトレード判断を行いましょう。
7. まとめ
信用買残と信用売残は、投資家心理を読み取るうえで非常に有用な指標です。しかし、これらのデータを単独で判断材料にするのではなく、他の情報と組み合わせて総合的に分析することが成功への鍵です。初心者の方も少しずつ理解を深めて、自分のトレードに活かしていきましょう!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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