海外駐在でパフォーマンスを発揮するには #1

初めて海外に赴任する時には「やってやるぞ」とやる気をみなぎらせるのと同時に新天地に赴く不安も抱えながら着任される方がほとんどだと思います。私は初赴任時は念願の海外赴任が叶えられ、ハッピーな気持ちでありながらがむしゃらに働いていた記憶があります。思い返すと以下の点に注意を払うことによりなんとか立ち上がったのかな、と思っています。

  • 仕事量で圧倒する

  • 本社とのつながり、コネクションをフル活用する

  • 現地のことを知る、好奇心を持つ

仕事量で圧倒する

これは若かったからできたことであり、昨今のWork & Lifeバランスを重視する風潮では評価されないとは思いますが、最初にロシアに赴任した際は毎日深夜まで残業して土日も仕事、という毎日を送っていました。やることが多かったのは間違いありませんが、とにかくブルドーザーのように働くことで本社・ローカルスタッフの信頼を勝ち得たのでは、と思います。

これは今でもそうだと思いますが、日本人ほど長時間働く民族はそうそういないと思います。ローカルスタッフが定時になるとさっさと帰ってしまう、気合いが足りない、といった声はよく聞きますが、それは海外では当たり前で、逆に就業時間内に業務が終わらないのは効率が悪い、ととらえられてしまうこともあります。とはいえ、真面目に働く人は評価されて然るべきですし、若い時は効率よりも馬力で勝負というもの可能だと思います。

本社とのつながり、コネクションをフル活用する

私は本社事業部にてオーディオ商品の商品企画を担当しており、ロシア市場をもっと伸ばそう、という流れで現地に派遣されました。事業部のマネージメント層とは顔見知りですし、だからこそ取れる情報も多くあります。現地のスタッフでは知り得ない情報もタイムリーに入手することができますので、これは自身にとって大きな付加価値となりました。また、ロシア市場にフォーカスが当たることは現地スタッフにとっても喜ばしいことです。事業部に対しては週次でレポートを発行するなど、定期的に連絡をとるよう心がけていました。

ただし一つだけ注意した方が良いのは、本社からのスパイのように振舞わないようにすることです。「この人は東京から送り込まれたスパイだ」「自分たちのパフォーマンスを監視するために送られてきた」というように捉えられてしまうと、現地メンバーの信頼を勝ち得るのに一苦労することになります。あくまでも現場を代表する立場である、場合によっては事業部と戦うことも必要となる、というのは忘れない方が良いでしょう。

*海外駐在・海外生活についてのアドバイザーとして活動をしており、一般的に駐在員と成功する秘訣、生活面で楽しく過ごすための考え方をアドバイスしております。7月までお試し期間として無料でご相談に乗らせて頂いておりますので、Twitterの@Katsu_SingaporeまでDMしてください。

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