骨折ダイアリー③ (手術編 ~後編~)
さて、上腕骨骨折の手術を受けることになったのですが、
私のケースは、運よく手術室の空き有りとのことで、受傷翌々日に受けることができました。ケースによっては、1週間とか10日以上待たねばならない場合もあるようで、この点はホントにありがたかったです。
とは言え、手術なんて受けるのは初めてですし、全身麻酔というのも何だか怖い。。。というか、骨折手術で全身麻酔するのね、、という感じでした。(大きな骨の手術なので当たり前なのですが)
私の怪我に適応された手術は、『髄内釘固定法』というもので、骨の中心部にチタンなどの心棒を通し、肩と肘部分でボルト固定するというものです。
「怖っ!」
というのが最初の感想でした。
しかし、折れた利き腕は痛むわ、腕を振り出そうとする動作に前腕がついてこない気持ち悪い感覚はあるわで、早く手術で繋げて欲しいとも思ったものです。
前日から入院して、麻酔科の先生のお話を聞いたり、麻酔の効きを良くするために夕方以降は絶食。
そして、手術当日、自分で歩いて人生初の手術台へ。
意外と狭い。
手術に適した姿勢に体勢を整えるのに痛みが伴って一苦労。
用意整って「はい、それでは点滴から麻酔入りますよ~」の先生の声。
<う~ん、何か冷たいな、無理に抗って麻酔効かなかったらヤだから目を瞑っとこ>
。。。。。
トントンと肩を叩かれ名前を呼ばれているような。。。
「終わりましたよ!」
「えっ!?今から始めるんでしょ??」
しかし、いつの間にか手術室に移されているし、心棒が通ったレントゲン写真も提示されている。。。人工呼吸の気管挿管もいつの間にかされているし。
<ホントに終わったのね。。>
という感じでキツネにつままれているような何とも不思議な感覚でした。
全身麻酔は寝落ちするとかそういものではなくて、体験者の方が良く語られているように、PCの電源をプツっと切るような、まさに“シャットダウン”でした。途中の記憶も感覚も全くありません。
ということで、手術前自体はあっという間に終わってしまいました。
ここから残り数日入院することになるのですが、また後日続編を書きたいと思います。
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