【yenta 日記】 #47 英語教師からカルチャートランスレーターに <Jim Takahashi さん>
文化を超えるための翻訳者になる
Jim さんは、海外が長くバイリンガルです。英語はもちろん、海外の文化も経験してきた観点から、Jim さんは、日本にある価値を海外に伝えるのであれば言語だけを変えてもダメと感じています。
例えば、日本のサービスを海外に伝えるためには、英語に翻訳することは大事です。次に、海外の人が好むサービスである必要もあります。ただ、もう一つは、海外の人が快適に見れる情報である必要もあると話されています。
言語だけではなく、サービスや見る人のマインド・習慣までも理解することが本当の翻訳者で、それが Jim さんが提供していきたい価値のようです。一つの例としてこんな事を話してくれました。
日本人はタイに行くと象に乗りたがりますが、それは一部の国では虐待になります。それがウェブサイトのトップページにあったら。。。
文化の違いを感じた
Jim さんは海外から日本に来た時に、ビジネスのやり方などで違和感ややりにくさを感じたそうです。
Jim さんは日本語は流暢ですし、今は日本に住んでいますが、日本と海外の差異を感じることは多くあるようです。でも、これ自身が実は Jim さんの強みな気がします。
違和感を感じるということは、そこになにか差があると認識できる瞬間です。日本にいるとモノカルチャーなので感じにくいですが、他の国の経験もあると違和感を感じることができるんですね。
文化を通訳するという価値を表現する
日本では英語教師をやられていた Jim さんですが、これまでの経験を元に言語だけではなく (Jim さん、曰く言語だけなら Google 翻訳も優秀) 、相手に伝わる情報として表現することに今は取り組まれています。
表現方法は多岐にわたるので、今はどんな表現方法が良いかの幅も広げようとされているように感じました。海外向けの情報を作ってみたいという企業さんなどは一度ご相談されてみてください。
Jim さんのポートフォリオ
<アナザーストーリー> 「相手を知ることの大切さ」を知ることの大切さ
Jim さんとお話している時に頭によぎったのは、人間は相手のことを知らないで話している。それを認知して話すことの大事さでした。
象の話もそうですが、もし、自分が相手のことを理解できていないと思えば、相手に聞いたり、調べることもできます。でも、大まかには同じだろう、と考えてその行動がとれなくなると、相手が理解できない情報を伝えることになるような気がします。
もし、知らないまま、相手にとって不快な情報をだしてしまったら。。。そこで世界は分断されてしまうかもしれません。もちろんすべての情報を知ることはできないからこそ、自分は知らないことがあるということ自体を意識しておくことが必要ですね。