【飲食する時、どの物件良いの?】
〜今回は物件の選び方について〜
何か事業を始めるときに一番時間がかかるのが「物件探し」。これはマジで運とタイミングがある。だからこそちょっと良い物件があっても、「いや、もっと良い物件があるはずだ」と思って他を探している間に他の人に取られちゃうパターンがしばしば。
結論を言っちゃうと「物件はどこでも良い」。身の蓋もないように聞こえるんですけど根拠があって、飲食店を例に挙げると、ひと昔前と比べてネットやSNSが普及している時代だからこそ路面店だからとか、ビルの4階だからとかの垣根が無くなっているし、カーシェアや公共交通機関などが成熟している時代に「遠いから行かない」という選択肢がほぼなくなってきている。でないと、山奥のレストランとか路地裏の隅っこにある居酒屋とかは全部潰れていって、場所も良くて路面店が全部生き残っていないとおかしいことになる。でも、行きづらい見づらい所でも栄えてるところもあるし、路面店で一等地でも潰れていくお店があるってことは、物件よりも「その物件での強みを活かした経営をしているかどうか」による。
その中でも僕が初独立者におすすめするのが物件は何処でも良いが「少し“え?ここ?”って言う田舎物件」で「家賃が安い物件」。毎月かかるコストの中で一番大きくて24時間発生しているのが家賃だから、そのコストは低ければ低いほど良いし、ランニングコストが低いと言うことは「長生きできる確率が上がる」ということ。そしてちょっと「え?」って思う店の方が良いのは、環境的に行動力が身に付くから。一等地、二等地で路面店で人通りが多くて誰が見ても「良い物件」だと、心理的に「物件頼り」の営業になっていきがちで集客を疎かにするし、ランニングコストが高いので身の丈以上の営業が求められるからリスクが高い。なので。どこでなにをしようが、そもそも集客できなかったら負けなんで、どうせやるなら、コストが低くてやらざる得ない環境に身を置く方が良いですね。
「良い物件だから売れるんじゃなくて、その物件の強みを活かした者が売れる」
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