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髪型からその人の生きているスピードがわかる

私はいわゆるソフトモヒカンというのか、キューピーみたいな頭をしている。
高校生まではアタック西本みたいなスポーツ刈りだった。
正面から見た場合、二角が一角になったということになる。

今もスポーツ刈り時代を生きている父からすると、私のモヒカンは奇妙に映るようだ。
そんな鶏めいた髪型をしてどこへ行こうというのか、と定期的に質問がある。

あと20年も経ったら、アタック西本のほうがかっこいいという話になり、また世の短髪人間はスポーツ刈りとか角刈りとかいう髪型にもどっていくのではないか。

ナポレオンがかぶっている舟みたいな帽子も似たような事情である。
あれは二角帽というらしい。

ナポレオンは横かぶりというのか、角が頭の左右にくるようにかぶっている。
しかし戦前の元勲みたいな人は頭の前後に角がきている。
いわば縦かぶりだ。

流行の問題かなと思っていたら、そうではないのか、Wikipediaだと

「ナポレオンはあえて横かぶりをして味方の目印になった」

みたいなことが書いてある。

また、yahoo知恵袋で、

「かぶり方は兵種によって違うのだ。
馬に乗るようなスピード感あふれる兵科出身の人は風の抵抗がすごいから縦にかぶるし、歩くようなやつらは横にかぶる。
ナポレオンは砲兵科出身で若い頃歩いてたから横にかぶっている。」

という人もいた。

それが本当ならば、どちからというと縦かぶりに近いモヒカンの私は、空気抵抗を考えて今の髪型に落ち着いたのだといえる。
これからは髪型に恥じぬよう、どんどんスピードを出して生きていきたい。

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