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自己紹介

名前:加藤正太郎
生年:1984年
職業:ルンペン
身長:172cm
体重:99kg

趣味:細長い公園を散歩
特技:人のしゃっくりをとめる
本:トーマス・ローウェル「海の鷲 ゼーアドラー号の冒険」

このノート:随筆、日記
感謝:ブルースカイでフォローしているういろうさんが、「何か書いてみたら?」とおすすめしてくれたので、がんばろうという気持ちになりました。
この場を借りてお礼したい。

注意:
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おまけ:
昔、某山を観光していたところ、ガイドの方が「あなたはいい人だから、特別な空間に案内してあげる」という。
そこは海の見える小さな丘で、一番高いところにギザギザにとんがった岩があった。
この岩がアンテナであり、神様と通信できるという。
「なんでも願ったらいい、俗っぽい願いのほうがいい、あと大騒ぎしたほうがいい、神様は騒がしいのが好きだから、そこらの枝とか折るべき」

やるしかない。
私は一世一代をかけて踊り狂った。
大声で喚き散らした。
枝を折った。
巨万の富と、止むことない名声と、いい感じの家庭と、こないだ見つかった脳腫瘍っぽい影が消えることを願った。
とんがった岩に体をこすりつけたせいで、そこら中を擦りむいた。

5分後、くたくたになった私にガイドさんは言った。
「もうだいぶ神様に届いたから。
ちゃんと願いがかなったら、お礼に来ないといけないよ。
そしたら神様はうれしくなって、もっと願いを叶えてくれるよ」

それから3年ののち、半年だけいい感じの家庭を持つことができた。
そして5年ののち、脳腫瘍っぽい影はじつは脳梗塞の痕跡であることがわかった。
願いはぼんやりと叶ったのである。
できれば、もうちょっとマトモな叶え方をしてくれねぇかなというのが、正直なところだ。