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「流行語大賞は異種格闘技戦で決められている」説

流行語大賞が発表された。
またもなぞの言葉が流行語となり、世間の不満はいまや頂点に達した。
蒼天すでに死すの旗が今にも立てられようとしているのである。

だがちょっとまってほしい。
乱を起こす前に、流行語がどうやって生まれているかを考えるべきだ。

自分が思うに、何らかのバーリトゥード的手法で決められているのではないかと思う。
己の言葉を流行語にすべく、各勢力が戦士を立てる。
勝ち抜き戦が行われ、勝者の言葉が流行語となる。

今年の言葉はテレビドラマ由来だそうだ。
よって、テレビ戦士が優勝したのだろう。

これには根拠がある。
増田俊也の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」によれば、かつて東京の地下で暗黒の異種格闘技戦が行われ、人知れず事実上の地上最強者が生まれていたというのだ。

漫画「グラップラー刃牙」では、徳川家康の子孫が莫大な資金を投じて東京ドームの地下に格闘技場を作り、そこで地上最強を決める格闘技トーナメントを開催するのだが、この設定はリアルだったのである。

かつては暗黒界隈のみなさんもお金があって、シンプルに強いものを決めるなどという遊びに興じることもできた。
しかし今は時代も変わり、暗黒界隈も無秩序なカオスに陥り、そんな余裕もなくなってしまった。

地下の異種格闘技戦も商業主義の波にのまれ、今や流行語などというくだらないものの代理戦争となってしまったのだ、きっと。

よってツイッター民、YouTube民、note民等、みなさんそれぞれの流行語を持っているわけだから、各勢力結集して醵金し、力自慢を招聘、流行語決定戦に挑戦者として送り込むべきである。
そして屍山血河のなかに勝利を掴み取り、真の流行語の旗を打ち立てようではないか。

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