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キャリアの転機:家庭人という新しい役割。
ここ数日、早寝早起きの習慣が整いつつある。
と、いうのも先週の金曜日から妻のご実家にお邪魔している。
と、いうのも妻が出産のために里帰りしていて、立ち合いのために私も福岡からはるばる北関東の一角まで文字通り飛んできたのである。
そんなわけで先週、無事に出産が進み、第一子が生まれた。
こんな冷静な字面で書いているけれど、心の中では軽やかなステップでも踏みたいくらい舞い上がっている。
妻のご実家での朝はとても早い。
まず、義父さんが5時半くらいから起き出して、朝からキッチンで気合の入ったご飯を作る。
その後6時半くらいに義母さんが起きてきて、朝食を食べ始める。
そして、全ての物音が落ち着いた7時ごろから、私が起きて朝食を食べる。
ちなみに、朝食は各自が食べたいものを勝手に準備して食べるスタイルなので、義父さんの気合の入った料理は、他の誰の口にも入らずに彼自身のために胃袋に収められているらしい。
妻のご実家は、郊外の住宅街にあるので、とても静かなところが気に入っている。
昼も夜も自動車のエンジン音はほとんど聞こえないし、人の気配もあまりない。時々、鳥が鳴く声と遠くに電車が走る音が聞こえるくらいだ。
今日これから妻と子供が病院から退院してくる。この静かな暮らしがどう変化をしていくのか、楽しみ7割、不安3割。どうなることやら。
さて、冒頭に書いた通り、私は初めて父親という役割を担うことになった。
キャリア理論の中に「ライフキャリアレインボー」というものがある。これは人生の中で、人には7つの役割(子供、学生、余暇を楽しむ人、市民、職業人、配偶者、家庭人)があるという考え方である。
私は7つ目の家庭人という役割がほとんど空白だった。
今回、子供が生まれたことで父であり、母の補佐役であり、子供の保護者であり、遊び相手であり、仲間になった。
この新しい役割の追加が、自分に対してどのような影響を持つようになるのかは、まだ未知数なところが大きい。
どんな役割、物事にも、ポジティブとネガティブの両面があると私は常々考えている。
子育ては大変なことも多いと聞くし、幸せなこともあると聞く。
またどのようなところに大変さを感じるか、幸せを感じるかは人によって家庭によって違うだろう。
私は家庭人という新しい役割と、自分自身に起こる変化を観察しながら、楽しみたいと思う。
キャリアの転機はいつだって刺激的だ。
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