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自分の時間 持てていますか?

メンター的な感じでご相談を受けていた話。

相談者は、自分の時間を持つことが苦手だという話をしてくれた。

自営業を営んでいるから仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまうという。従業員がいて、ある程度任せられるけれど、何かあった時には自分が現場に立たなければ という責任感を捨てられないし、他の人に任せているのに自分が休むことに対しての後ろめたさも感じてしまうらしい。
休みを取ったらとったで、子育てや家事やらで、自分のだけの時間を取ることが物理的にも難しいらしい。

悩ましい問題だと思う。

責任感を持つこと自体は悪いことではないから、そんなもの捨ててしまえとも言えない。

子育てに関して言えば、自分の親や他の誰かに任せるという選択肢も無くはないだろうけれど、外部リソースに頼るのにも限界はある。

しかし話を聞いていくと、
責任感という名のものとに、タスクを手放せない というところに自分時間に集中できない原因があるように感じた。

自分の仕事を誰かに任せるのは怖い。
任せてうまくいかなかったらどうしよう。任せて相手が押し付けられたと感じてモチベーションが下がったらどうしよう。任せて自分がサボってると思われたらどうしよう。

ハッキリいって、自分が出来ることを誰かに引き継ぐというのは、一時的にめちゃくちゃ手間がかかる。任せて、自分の期待通りにいくまで、サポートやフォローが必要で、時間的にも工数的にも倍近くになる。そんな苦労をするくらいならば、自分でやっていた方が楽かもしれない。

しかし、自分が持っているタスクはどんどん次の人に渡していかないと、自分の時間はいつまで経ってもいっぱいいっぱいのままだ。それに、次の人も育たない。

自分のタスクを人に渡せない人にありがちなタイプとしては、2つある。
言い方を選ばずに言ってしまうと「自分の能力を過信しているタイプ」と「人を信用していないタイプ」だ。

人に任せたら失敗してしまうかもしれない という考えを裏返すと「自分だから出来ている」という考えや「その人の成功を信じられない」 という感情が透けて見える。

確かに、代替性のきかない仕事というのもある。アーティストや職人の仕事というのがそれだ。その人がやることに意味がある。
しかし、大抵の仕事については、自分しかできないなんてことはほとんどない。それほどの特殊スキルが求められる仕事なんて限られている。逆に言うと、大抵の仕事は自分じゃなくても出来る(多少時間はかかっても)
さらに言うならば、個人で働いている人ならまだしも、組織で働いている人に関して言えば、そこまでの職人技になるほど属人化させてはいけない。


話をもどすと、
誰かに任せることは、多少の勇気が必要である。
自分の思った通りにすすまないことを受け入れる勇気だ。

誰かに任せるということは、自分が思っていたやり方と違っても、期待した成果に至らなくても、それは最終目標に至る過程として、受け入れる度量が必要になる。


人に任せるのが楽になるようにするためには、どのようなマインドセットでいればいいか。

単純な話「自分の思い通りにすることを諦めてしまえばいい」のである。
自分が思った通りにはいかないと最初から予想していれば、どのような結果が返ってきても受け止められる。
大事なことは、自分で全部やることよりも、必要なタスクが必要なタイミングで完了していることだと、ゴールを大きくとらえ直すことで、途中の方法や経過が違っても、許容できるようになる。

新たに自分の時間を空けるためには、今抱えている何かを捨てていかないといけない。それがこだわりなのか、タスクなのか、責任なのか。

スキマ時間の活用なんかでも多少の時間は確保できるけれど、大きく時間の使い方を見直すには、断捨離が必要。


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あれ、なんかドライな感じだな。今日の文章。
文字で書くほど簡単じゃないんですけれどね、何かを諦めるって。
#諦めるっていう言葉自体もネガティブな響きだし



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