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やりたいことが分からない大学4年生の秋

今日はお仕事で合説に参加。
合説の参加対象は来年春に卒業予定の大学4年生。通称25卒と呼ばれる世代である。

昨今の就活スケジュールで言うと、大学4年生の10月1日に内定式を実施する企業が多いことから、9月というのは、いよいよ就活の最終盤という感じである。(もちろん4月1日の入社日直前まで企業側も学生側も動き続けているけれど、あくまで大きな流れとして)

合説の参加学生に
「就活している中での悩みは?」と問うと、
「業界や仕事が絞れない」とか、「やりたいことが分からない」との答えが多く返ってきた。


大学3年生の夏頃のインターンシップから就活をスタートさせる学生が多い。
そこから、自己分析やら業界研究やら、企業研究やらをやって、インターンシップをやって、実際の選考に参加して、ご縁があったり無かったりしながら、就活をすすめて、進路を決めていくのが就活のメインの潮流だとすると、大学4年生の秋の時点で「やりたいことが分からない」というのは、いかにもクリティカルな状況にいるようにも思える。


しかし、実際にはそうではないだろう。
社会人になってからも「本当にやりたいことが分からない」という悩みを抱えている人は多くいる。
不惑の四十という言葉があるくらいだから、30代くらいまでは色々と悩みながら、やりくりしているというのが、ある意味では当たり前のようにも感じる。

つまり、多くの人は「本当にやりたいことかどうかは分からない、けど何とかやっている」というのが実情のような気がする。或いは、やりながら楽しみを模索したり、違う道を検討するなど、パラレルで考えているのかもしれない。

大学4年生の秋、やりたいことが分からずに就活がうまく進んでいない学生というのは「やりたいことが決まるまで、一歩を踏み出すべきではない」とピュアに考えている人たちなのかもしれない。

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