死者を蘇らせるサービスが広がりつつあるらしい。

生成AIで死者を“復活”させるビジネスは人を救うのか　指摘される懸念とは？

ザオラル！レイズ！
そんな復活の呪文とは違って、現代ではAIが死者を復活させてくれるらしい。

生成AIが死んだ人に関する情報を収集、学習し、あたかも蘇ったかのように話をしたり、スピーチをしたり、そんなサービスがジワジワと拡がっているらしい。

確かに、不慮の事故などでとても大切な人を失った側からすると、一時の心の癒しになるのかもしれない。

かといって、あまりに長い間、”死者との対話”を重ねるということは現実世界から黄泉の国に自ら足を突っ込んでいくような行為にも感じる。

記事内のサービスの精度やクオリティが気になるところではあるけれど、仮にリアリティの高いものだったとしたら、ただのプログラムされたホログラムとは違って生成AIは新たに情報を創り出すことが出来るため、特定の人の性格をベースにあたかも本人が言いそうな言葉を生み出すことが出来るといわけで、それは本人が語った言葉なのか、AIによって生み出された言葉なのかを判別することが難しくなっていくだろう。

その世界の先においては、死の定義がどのようになっていくのか。
死者を蘇らせたAIを破壊することは、どのような罪に問われるのか。
死生観とか倫理観が大きく違った世界になっていくような気がしてくる。

概念上の不老不死は近い将来実現されるのかもしれない。
子どもの頃にみたSFがどんどん現実になっていくなぁ。