世界で最も過酷な仕事

数年前に流行ったこの動画、改めて見返してみた。
確かに世界で最も過酷な仕事だと、今なら身をもって分かる。

肩書は現場総監督
勤務時間は週7日、1日24時間
休憩時間は無し
基本的に立ち仕事、時に屈みっぱなし
医療、財務管理、調理など複数の専門知識とマルチタスクの処理が求められる
休暇も無し
そして、給与はゼロ。

この仕事に従事する人は、世の中に何億人もいるとしたら?




以下は動画のネタバレになるので、読み進める場合はご承知おきを。



世界で最も過酷な仕事として、この動画の中で紹介された仕事。
その通称は「母親」

確かに、子育てをしていると基本的にすべての時間は子供のための時間として消化されていく。
たぶんある程度大きくなってくれば、子供が一人で出来ることが増えて、親も自分の時間が持てるようになっていくのだろうけれど、赤ちゃんのケアというのは、24時間いつでも稼働状態という感じ。

我が家は育休中の妻と、フリーランスの私という2人で育児に当たっている。
世の中にはワンオペで家事育児を回している方が何人もいる中で、2オペでピーピー言うなという声が聞こえてきそうではあるけれど、ピーピー言いたい。大変。


ただ、私が大変だと感じているポイントは、睡眠時間が少ないとか、自分の時間が持ちにくいとか、そういう点ではない。

私が大変だと感じているのは「育児」と「家事」の進め方についての合意形成と協力関係の構築である。要するに妻と考えを同調させながら、うまいこと協力しあうこと。

お互い睡眠不足になってくるとイライラしやすくなる。その上で、お互いが大切に考えるポイントが違ったりするものだから、イライラのタネが増えていく。

これって、なんとなく連携がうまく取れていない組織そのものという感じ。
ゴールセッティングとKPIとKGIの共通認識を作るところからなんだろうな。
その上で、お互いの得意領域やペインポイントを共有して、体制構築していく。

さてこれを限られた時間の中でどうやるか。
ってなことを考えるより、とりあえず寝たい。。。

こういうところも、ビジネスとよく似ている。
本質的な課題は認識しているけれど、まずは今のプロセスを回すのに精いっぱいで、中長期的なビジョンなんて考えられない自転車操業状態。

こういうときは思考停止になりがちだからな。
どっかで馬力をかけて頑張らないと。

と、いうわけで久しぶりにレッドブルと草餅でも買ってくるか。




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