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ドラクエウォークを始めてみました

今さらという感じですが、
ドラクエウォークを始めてみました。

今さらなので、何かの流行を追いかけたとかっていうわけではないのですが、あまりに運動不足がひどいので ”家の外に出るきっかけ”になれば、と思ってアプリをDLしてみました。いつまで続くことやら。


さて、
物事を新たに始める ということについて、ちょっとだけ考えてみようかと。

趣味でも、勉強でも、仕事でも、
新しいことを始めるのは、何かと体力が必要だ。あと気力も。


私は、前職で新しい何かを始めようとするときに、上司からよく言われた言葉がある。

「カトちゃん、最初は baby step からね」

baby step というのは、
文字通り、赤ちゃんのような小さな一歩 という意味である。

何か新しいことを始めるときは、これが実現したら、どんなに現状が素晴らしく変わるだろうと 誰だって大きな理想を描きたくなる。

そうすると、
一歩目を大きく取り過ぎたり、慎重になり過ぎたり、まるでエベレストに登るような大層なことのように感じてしまう。結果、一歩目に慎重になるあまり時間がかかり過ぎたり、身の丈に合わない大幅な一歩を踏み出そうとして、捻挫してしまったりする。

エベレストへの第一歩だろうが、宇宙への第一歩だろうが、最初の一歩目は、玄関から外に出るだけのことである。ただそれだけのことでも、確実な一歩は、確実に目的地に近づくし、いたずらに時間がかかったり、怪我することもない。

赤ちゃんの一歩であるならば、それはハイハイなのだから、ますます失敗のしようもないし、躊躇いもない。


別の言い方をするならば、
大きな理想を掲げながらも、途中でつまずいてしまうくらいならば、ほどほどの現実を見据えながらでも、一歩ずつ歩みを進める方が、確実に前進するということだろう。

どちらかというと、理想を大きく掲げて、慎重になり過ぎる私の特性を見越した上司ならではのアドバイスだったのかもしれない。


新しいことを始めたいと思ったら、
深く考えすぎずに、まず始めてみればいい。
大事なことは、きっかけ と 勢い



さて、新しいことを始めたとして、それを続けるには工夫がいる。

続けやすい環境を作ったり、辞めることの手間やコストを増やしたり、継続することで得られるリターンの大きさを実感できる何かを見えるようにしたり。
朝起きて顔を洗ったり、帰宅して手を洗うことのように、無意識レベルで続けられるようになると、逆に辞める方が難しくなる。

要するに、仕組みづくりが大事なのだろうと思う。
私は、将来的なリターンをイメージすることで、自分のモチベーションを高めることは苦手だけれど、環境さえ作れば、続けること自体へのストレスみたいなものはあまり感じない。


全くもって自慢ではないのだけれど、私はピアノを14年ほど習っていた。
もう記憶はないけれど、もともとは姉が習っていたことがきっかけで4歳の頃に始めたらしい。

しかし、当時の私はそこまでピアノに興味がなくて、週に1回のレッスンの日と調律した日しか、ピアノに触らなかった。毎回初見で弾くものだから、技術は全く上達しない。

けれど、週に1回先生が来るということで、強制的に引く機会が設けられていた。先生も、私があまりやる気がないことを認識していたのか、あまりうるさく言われたことはなく、のんびり教えてくれた。

そういう環境だったからなのか、本人も含めて誰も辞めようと言わず、ダラダラと14年もの期間、続けていた。最終的には、大学受験という免罪符をもって私のピアノ人生に終止符を打った。

仕組みさえあれば、何も考えなければ物事は続く。



対して、長いこと続けていた何かを辞めるときには、明確な理由が必要となるし、決断 をしないといけない。長く続けたものほど、難しい決断となるし、理由に加えてきっかけやタイミングなどが求められることもある。


決断 ということばを聞くと、これまたかつての上司の言葉を思い出す。

「その決断は、1 way doorなのか? それとも2 way door なのか?」

1 way doorというのは、一方通行で、やり直しがきかない状況を指す。対して 2 way doorというのは、失敗したときや、措定通りに物事が進まなかったときに、やり直しが出来る状況を指す。

ポイントとしては、2way doorと判断できる時には、検討はほどほどに、スピードをもって行動をすることを重視し、1way doorだと判断する場合には、慎重に検討を行うべきだ というアドバイスである。


ちなみに、以前別の方とお話していた時に出てきたことですが、何かを辞める時というのは、同時に別の何かが始まる時でもある。

例えば、会社員を辞めるときは、フリーランスとしての人生が始まる時だったりする。何かを始めることと、辞めることはニコイチというわけだ。


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先日、タモリさんのギネス記録から、続けることの難しさと偉大さを感じ、また今日の松坂投手の引退から、辞め時ということについて、色々と考えてしまいました。

時代は変わる。人生は続く。

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カトウシンイチロウ / 人生を開拓するキャリアパートナー
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