見出し画像

イベント と ノンイベント

期待していたことが実際に起こる。
期待していなかったことが起こる。
期待していたことが起こらない。

字面だけパッと見ると、期待していたことが起こることが、1番理想的な状態に見える。

逆に、期待していたことが起こらないというのは、最も理想から遠い状態に見える。


その瞬間のスナップショットで比較すると、期待通りに物事が進んだ方が良いと感じるのだけれど、中長期的に見ると一概にどちらかが良くて、どちらかが悪いとは言い切れない。


例えば、
宝くじを買って1億円が当たったとする。
これはラッキーだし、当たったらいいなと期待して、その通りに当たって1億円も手に入るとなると、良いことしか無いように見える。

実際に、その1億円を活用して人生がより良い方向に進み始めるということもある。
逆に、1億円というあぶく銭・・・・が手に入ったことで、まじめに働かなくなったり、大きな投資に手を出して失敗してしまったりと、理想的では無い状態に陥ってしまうことがある。

或いは、
大きな病気を患って入院することになったとする。理想的な状態=健康体という考え方からすると、病気で入院というのは、期待していなかったことが起きてしまったということになる。

しかし、入院を機に生活習慣を見直すきっかけになったり、日々の暮らしの重要性に気づいたりと、後々の状況が好転していくということもある。


つまりは、一つの出来事が中長期的にどのような影響をもたらすかというのは、瞬間的に判断するということが難しく、長い年月の中でその意味合いが変化しうるとも考えられる。


これらはの考え方は、ナンシー•K•シュロスバーグという人が提唱している理論の中で説明されており、キャリアコンサルタントにとって重要な考え方の一つでもある。



というわけで、今日という日がどのような未来をもたらすかは分かりませんが、瞬間的な評価で一言。

錦鯉さん、Mー1優勝おめでとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

カトウシンイチロウ / 人生を開拓するキャリアパートナー
サポートありがとうございます!小躍りしながらキャリア・コーチング関連書籍の購入費に充てさせていただきます。