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転職を考える時。キャリアデザインについて考える。

仕事が思った通りにいかないとき。
希望した通りにキャリアステップが進まないとき。
期待した評価が得られないとき。
働きに対する待遇が見合っていないと感じたとき。
心身の安全や安心が得られないと感じるとき。
達成感や必要性が感じられないとき。
すべて上手くいっているけれど、成長を実感できないとき。
新しい何かに挑戦したいとき。
自分自身の環境が変わったとき。
魅力的な誘いを受けたとき。

などなど。

転職することが正解か、転職せずに残ることが正解か、それは誰にも分からない。平坦な言葉になってしまうけれど、選んだ選択肢をどうすれば自分なりの正解に出来るかと試行錯誤することでしか、充足感は得られないし、また同じような疑問にぶちあたり、そのたびに転職という選択をしてしまうことになる。


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その職を通じて、何を得たいのか。或いは何を実現したいのか。
それが明確であれば、自分の就いている職業が適職なのかどうかは判断をしやすくなるし、転職すべきかどうかの判断もつきやすい。

新卒の就職活動をするときにも、自己分析なんてものに取り組んで、企業選びの軸を考えたりする。

よくあるのは、やりたいことと価値観的なものを基準に企業や仕事を選ぶ軸を考えたりする。それはそれで間違いではない。ただ、マイルストーンが不明確になりやすい気がする。

「○○をやりたい」とキャリア上の目標を定めたときに、それが実現できる会社や仕事を選ぶことは間違いではないけれど、実際には希望の仕事を得て、望む成果を出すためには、段階的に身に着けておく必要のあるスキルや知識といったものが存在する。自分がやりたい〇〇にチャレンジする機会を得やすい会社だとして、○○を達成するためのスキルを効率的に身に着けられるかどうかは、また別の話である。

例えば「日本全体にインパクトを与えるような規模のプロジェクトに携わりたい」と希望して、大企業に入ったとしても、プロマネのスキルや経験をつむことができなければ、プロジェクトに関われるかどうかも定かではないし、プロジェクトマネージャーには成れない。で、あるならばファーストステップとしては、プロマネの経験をしっかりと積むことが出来る職についた上で、最終的なマイルストーンとして、大きなプロジェクトを動かしている企業への入社とする方が、実現性は高い。

どうにも、キャリアゴールやキャリアターゲットとするものと、現在の自分をつなぐマイルストーンと、その道程にかかる時間的な思考というのが、就活というイベントの中では抜け落ちがちになっている気がする。


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小難しく書いてしまったのですが、実際のキャリアで考えるならば、登るべき山を決めた上で、どういう道を選ぶのか。険しい道を選ぶのか、楽しそうな道を選ぶのか、景色の綺麗な道を選ぶのか。どれくらいのペースで行くのか。休憩をどこでとるのかを考えるというのが、ゴールとマイルストーンというイメージだけれど、ただ目の前にある楽しそうな道を選び、綺麗な花に見とれて脇道にそれて、本来登ろうと思った山とは違うところに登ってしまうのもまた、キャリアデザインなのだろうな。

キャリアはどこまでも自由。





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カトウシンイチロウ / 人生を開拓するキャリアパートナー
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