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たかがピアス、されどピアス
大学生がバイト中に「ピアスをはずそうか」と言われて、泣きそうになったというnoteを読んだ。
バイト先のオーナーさんからは「規則だからと」言われ、ご本人は「透明で見えないものを選んで着けているのだからいいじゃないか」と。
私は生まれてこの方、ピアスを着けたことがない。
なんだったら、アクセサリー類は全般的に、着けた瞬間から外したくなるタイプなので、アクセサリーに関する”こだわり”みたいなものは、正直言ってあまり理解できないタイプの人間だと思う。
小さな透明のピアスにどれほどのこだわりがあったのか。
大人の理論?的に言うならば、就業規則で定められているのだから従ってちょうだいというのがシンプルな言い分である。なぜなら雇用契約書に「就業規則を守ること」が書かれているので、従業員は従う義務が発生する。
そこに個人的なポリシーだとか、価値観というものは加味されない。
一方で、時代に合わなくなった古い規則は見直され、改変されていく。
以前にボクシングの井上尚弥選手が「ルールに当てはまらないことをしたいならば、まず先にルールを変えるのが筋」というような発言をしていたが、個人的には非常に共感する。
まずルールを破ってから、それが既成事実として認められ大衆化した後にルールが改変されるのか、ルールを改変してから希望の行動をとるのか。
ピアスぐらいいいじゃんと思う自分もいる。
それは、アルバイトスタッフと雇用者のどちらに対しても。
ただ、雇用者側の視点に少しだけ立つならば、
小さなリスクも回避しておきたいところである。
ピアスがうっかりどこかに落ちてしまうかもしれない。
食事に混入してしまったり、小さな子供が宿泊するお部屋に落ちてしまって誤飲のリスクをはらむかもしれない。
或いは、利用客がスタッフのピアスを快く思わないかもしれない。
まぁ、自分の感覚が古臭いのかもしれないけれどね。
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