とりとめもなく 勝負について。
今日も相変わらず抜歯の影響で、頬から顎にかけて腫れまくり。担当医の話によると腫れのピークは2~5日ということらしいので、あと2日くらいか。辛抱、辛抱。
#腫れがひどくて口が開かない。結果食事を楽しめないのが苦しい。
さて、10月もいよいよ大詰め。
日本シリーズの激戦をオリックスが制して日本一に。おめでとうございます。
日本一になるっていうのは、どんな気分なのだろう。
何かしらのランキングが付くもので、私の過去最高位は日本83位というものがある。
就活生時代に大学が実施していたSPI試験の模試的なやつで、全国規模で実施をしているものがあり、その時の結果が83位だった。受験者が確か1万人くらいだったので、濃いめの手前みそをつけまくりだけれど、悪くない成績だったと思う。
しかし、その時の私は非常に微妙な気持ちだった。
試験の際に時計を忘れてしまい、時間配分が全くできず、問題を最後まで解ききれなかったので、非常に消化不良だったのだ。
そして、83位という順位。
決して人に自慢するほどではないし、かといって卑下するほど悪くもない。中途半端。
他に手放しで喜べた順位というのは、やっぱり1位の時しかない。
中学生の頃、ソフトテニス部に入っていたのだけれど、市の大会で優勝したことがある。
市の次は都道府県、そして全国と繋がっていくので、市大会なんていうのは序盤も序盤。実際に都道府県の大会では上位に残れずに敗退してしまった。
それでも、優勝した瞬間の興奮というのは、20年以上経った今でも忘れがたいものだった。
それまで親から褒められたこともなくて、自分自身に対してもどこか斜に構えて見てしまっていたので、なんとなく素直に喜んだり、感情を表現できない子供だったから、テストで良い点を取っても、成績表の結果がよくても、なんとも感じることが無かった。
それなのに、優勝したあの瞬間だけは何だか本当に嬉しくて、初めて自分を少しだけ認められたような、そんな気分だった。
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日本で1番になるというのは、他の誰よりもどのチームよりも素晴らしい結果を残したということで、それまでの自分の努力や積み重ねてきた全てを全肯定できる瞬間なのだろうと思う。
競争社会には良し悪しもあるのは理解しているけれど、優勝した喜びというのは、負けた悔しさを知っているから味わえるものでもある。
当時の部活顧問が言っていた言葉で印象的なものがある。
「アマチュアの競技っていうのは、ある意味ではプロより厳しいんや。プロは負けても次の日また試合があるし、給料(年俸)ももらえる。アマチュアは優勝しない限り何も残らない。純粋に勝負の勝ち負けだけがアマチュアの全てや」
確か、このようなことを言っていた気がする。勝負の厳しさに甲乙を付けることは難しいけれど、一理あると感じた言葉だった。
大人になると、スポーツや格闘技でもなければ、明確に誰かと勝負をしたり競ったりする機会は減ってくる。それでも、目に見えないところで競争はたくさん起こっている。出世競争、給与、成長、ステータス、etc,etc,
世の中というのは理不尽なもので、アンフェアなことがたくさんある。
それでも、自分の人生を歩むためには、色々なものと戦ったり交わしたり、調整しながら生きていくことが必要になる。
というわけで、時々は誰かと本気で勝負して競ってみるというのもいいのかもなぁ。