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就職活動はビジネスの縮図? 辞退連絡は忘れずに。

最近、一週間の経過が早すぎて、どこかに一日くらい置き忘れているような気がしています。楽しい時は時間が経つのが早いというので、人生を楽しんでいるということにしておきます。


さて、6月1日に新卒採用の選考解禁日となり、
各社一斉に内定を出し始めている今日この頃。
※一斉に・・・と言いつつ、ベンチャーや外資はこの限りにあらず、
 とっくに採用活動を終了している企業もありますが。


今日のテーマは「辞退連絡」ということで、
完全に就活生に向けたお願いになります。
#一方的なお願いです。特にご褒美はありません。


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無事に採用選考を通過して、内定(内々定)を受けた皆さん、
おめでとうございます。

ここからが就職活動の本番です。

これまでは、選考に参加し、
企業側から選ばれる立場にありましたが、
内定を得た今からは、
来年の4月から自分が働く場所を選ぶ立場になります。


重要な選択ですが、
働いてみないことには分からないこともあるので、
気楽に選びましょう。
今は転職することが当たり前に受け入れられる時代なので。


大事なことは、自分の入社理由を明確にしておくこと。

なぜその企業を選ぶのか。
その企業に入社して何を得たいのか。

面接のときに語った”綺麗な”志望動機とかは忘れてもOKです。
自分なりの基準を明確にしておくと、
入社してから迷いが生じた時に、
頑張って続けるか転職するかの、判断軸になります。

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さて、複数の企業から内定を得た方は、
入社企業を決めるのと同時に、
もう一つやらなければならないことがあります。

そう「辞退連絡」です。
面倒くさいと思うかもしれないのですが、
これは必ず行ってください。


こんなに辞退連絡を行うことをお願いするのには、理由があります。

①辞退連絡がないと、採用担当がいつまでも待ってしまう
 →結果、他の就活生のチャンスを奪ってしまう
②連絡なし辞退は、あなた自身の市場価値を下げてしまう


①採用担当がいつまでも待ってしまう問題について。

実際には、内定連絡をした後に、返答がない場合は、
「〇日までに回答してください。
 期日までに回答が無い場合は、ご辞退とさせて頂きます。」的な、
メール連絡があり、期日経過後に辞退扱いになります。


(ほっといても辞退処理してくれるなら、それでいいじゃん)

と、思う気持ちよく分かります。だって辞退連絡面倒だし。
引き止められたりしたら、ますます面倒だし。

けれど「辞退連絡」がなければ、
その間、企業側は採用活動を止めて、待たなければなりません。。

もちろん、採用枠(定員)に余裕があれば、
定員に達するまでは、他の学生の選考も進められますし、
内定も出せるのですが、
採用枠ギリギリという段階になると、
他に内定を出したい学生がいたとしても、
保留して、先に内定を出している学生の回答を待つ義務があります。

そうこうしているうちに、待たせていた学生は、
第一志望じゃないけど、早く終わらせたいマインドで、
他の企業から内定が出たら、そちらを承諾してしまうかもしれません。

というわけで、
入社意思が無い企業に関しては、
内定連絡を受けてから、遅くとも3日以内くらいには、
返答をしましょう。


もし、他の企業と真剣に悩んでいて、
選考の結果待ちなどであれば、
「B社の選考結果の連絡が〇日までにくるので、〇日まで待ってください」
と、その旨を正直に連絡してください。

そうすれば、企業側もいつまで待てばいいのか
スケジュール感が分かりますし、
お待たせしている他の学生に対しても、
「いつ頃までに連絡しますね」と
コミュニケーションをとることが出来ます。


②連絡なし辞退は、あなた自身の市場価値を下げてしまう問題

と、そこまで大げさに書くほどのことではないのですが、
社会(ビジネスの世界)って広いようで狭いもので、
一度ご縁があった方とは、
二度、三度と違う場面でご一緒することが多々あります。

ある時は、営業先のお客様になったり、
ある時は、上司と部下になったり。

そんな次のご縁があった際に、
「あ、この人は連絡なしで辞退した人だ」
なんていう記憶があれば、はっきりいってめちゃくちゃ不利です。

ビジネスで最も大事なことの一つに「信用」があります。
マイナスからスタートして、リカバリーするのって、
時間も手間も、体力も必要です。

辞退連絡なんて、メール一通で終わるので、
後々のコストを考え、ちょっと面倒くさいくらいなら、
サクッと片付けておきましょう。


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ここまで書いたので、
参考までに選考辞退連絡のメール文のサンプルを書いておきます。
#ググればたくさん例文見つかります「内定辞退 メール 例文」


最低限度の内容なので、
特にお世話になった担当の方などに連絡する場合などは、
適宜メッセージを追加してください。

大事なことは、内容や体裁よりも、
まずは連絡をすることです。

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件名:
内定辞退のご連絡

本文:
○○株式会社 採用担当
○○様

○○大学 ○○です。
先日は内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございました。

非常に嬉しいご連絡を頂きながら、
誠に恐縮ではございますが、
内定を辞退させて頂きたくご連絡差し上げました。

本来であれば、お電話にてご連絡差し上げるべきところですが、
メールでのご連絡となりますことご容赦ください。

面接でお話頂いた○○様や、選考に携わってくださった皆様には、
心より感謝しております。
最後になりますが、貴社の益々の発展を心よりお祈り申し上げます。

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署名

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※電話で連絡する方が楽という方は、
 サクッと電話一本で済ませるのもアリです。

 会話をすると、辞退理由とか色々聞かれます。
 答えたくなければ「理由は伏せさせてください」と伝えればよいですし、
 答えられる範囲で伝えるのもOKです。
 #一番良くないのは、嘘をつくこと


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最後に、
内定承諾した後にどうしても辞退したくなったら。

・内定先が不祥事を起こしたから入りたくなくなった。

・他にどうしても入りたい企業が見つかった。

・その他の理由

いずれの理由にしても、辞退をすると決めたら、
すぐに連絡をしましょう。
#しょうがないです、そういうこともある


企業側も、ある程度はそういったケースを見込んでいるので、
大きなトラブルとなることはほとんどありません。
#内定承諾後辞退は採用担当にとっては色々ダメージが大きいです


ちなみに内定は労働契約に含まれます。
従って、承諾後の辞退は大げさに言うと契約解除となるため、
場合によっては損害賠償請求などが発生することがあります。
(まぁ、新卒だと聞いたこと無いし、中途でもかなりレアケースです)


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まとめに変えて。

よくよく考えると、就職活動ってビジネスの色々な要素が詰まっている。
自己分析や企業分析は、3C分析やSWOTなどマーケティングと共通しているところがあるし、ESや履歴書の作成は文書作成、面接はプレゼン。
エントリーや選考連絡のやり取りなどは、アドミンや事務。
親や教授への報連相。

そうやって考えると、また違った捉え方や取り組み方が出来るのかもな。

というわけで、内定者の皆様へ、
辞退連絡は必ず行ってください。

これは全ての社会人1年目が最初に教わる、
報連相の入り口です。
#めんどくさいことは無心ですぐやる


以上、私からの一方的なお願いでした。



追記:
大昔には、辞退を防ぐために、
連日社員が飲み屋を連れまわしたり、
旅行に連れて行ってカンヅメにしたりなんてこともあったそう。
まさに時代は変わった。

どの仕事を選ぶかは、あなたの自由。
選ばれなかった企業は来年頑張ろう。

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カトウシンイチロウ / 人生を開拓するキャリアパートナー
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