見出し画像

Audible版 窓際のトットちゃん

日本で最も有名な自叙伝と言っても過言ではない「窓際のトットちゃん」のAudible版を聞いている。

このタイトルのことは、ずっとずっと前から知ってはいたものの、なんとなくタイミングを逃して読んだことはなかったのだが、先日Audibleで何を聴こうかと、あれやこれや漁っているときに「朗読:黒柳徹子」の文字を見て、興味を惹かれた。

自身が著した自叙伝を自ら朗読する。
自作自演という言葉は、黒柳さんのためにある言葉なのではないかと思ってしまうくらいである。

まだ、半分ほどしか聞いていたいけれど、なんだかとてもいい。

黒柳さんといえば、少し早口なところがあるけれど、チャーミングで素敵な語り手さんであり、クイズ回答者であり、芸人泣かせの司会者である。

「窓際のトットちゃん」を朗読する黒柳さんの声も、どことなしか早口に聞こえる。その分、黒柳さんがトークショーでもしているようなライブ感があって心地よい。それに、大切な友達との哀しい想い出を語るシーンでは、声が震えていたりして、これまたグッとくる。


****
(今さらという感もあるが)ネタバレになってしまうので、内容の詳細は割愛するけれど、トットちゃんが子ども時代に体験したこと、また彼女が感じたことは、時代でいうと戦前から戦中頃のことなので、今の時代とは背景が全く異なる時代の出来事であるはずだが、しかし、そのエピソードからは今の時代にこそ大事なのではと思えるような、人としての優しさ、温もりのようなものが沢山詰まっているように感じた。

これは定期的に読み返すべきものだな。
子育て中の今だからこそ、余計にそう思うのかもしれない。
なんだかちょっとだけ心がホカホカする。


いいなと思ったら応援しよう!

カトウシンイチロウ / 人生を開拓するキャリアパートナー
サポートありがとうございます!小躍りしながらキャリア・コーチング関連書籍の購入費に充てさせていただきます。